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このフォトアルバムは過去数十年間に撮り溜めた写真の中から、丁度古いアルバムをめくるように往時を思い出しながら選んだ写真回顧録です。山や湖、オーロラなど自然の風物が主になるはずでしたが、結果的に飛行機、鉄道、車など乗り物も多く出ました。このあたり、子供の頃好きになったものが染みついていて何かと顔を出すようです。今後もこの様なコンテンツで続くと思いますが、変わらずお付き合い頂ければ幸いです。なお、Windows の画面設定を800 x 600にすると写真を大きくして見ることができます。(2005-12-1)

Vic Gohのフォトアルバム Vol-33
ニュージーランド その4(ニュージーランドの秋)

2006年11月3日
郷 勝哉

<まえがき> 今月は季節に合わせてニュージーランドの秋の風景をご紹介しましょう。秋と言ってもニュージーランドは南半球で日本とは気候が逆になるため、ご覧に入れる写真は今年4月の撮影です。なおご覧の通り紅葉する植物は少なく文字通りの「黄葉」です。



<巨大ポプラ> 根元に駐車しているスバル・レガシーと比べると解りますが、30 m はありそうな巨木です。こんな大きなものは日本では見かけないので、枯れ葉を持ち帰り調べた所、ポプラには違いないもののロンバルディアポプラという日本のポプラとは別の種類と解りました。



<テカポ湖> ニュージーランドの名所の一つで、「善き羊飼いの教会」という名の小さな石造りの教会(写真右手)で有名です。



<善き羊飼いの教会> 教会の祭壇の後ろが大きな窓になっていて、ガラス越しにテカポ湖とマウントクック山系が見える心憎い造りになっていました。



<テカポ湖畔> ここにも大きなポプラがありました。フォトアルバム Vol-30 でご紹介したミルフォード サウンドは多雨地域でしたが、この辺は雨が少なく湖の周辺以外は樹木が無く、遠景の山も枯れ草だけの禿げ山です。



<Arrowtown> 雨上がりの古都アロータウンの公園で、洒落た公衆電話ボックスが目立ちました。



<キノコ> 直径 15 cm くらいあったでしょうか、おとぎ話に出てくるような赤いキノコをみつけました。食べられるかどうかは??



<レストエリアの黄葉> Aoraki/Mount Cook から Queenstown へ向かう途中の Twizel という町の近くでしたが、 昼食のため偶々休憩したレストエリアで素晴らしい黄葉に出会いました。


<あとがき> ニュージーランド南島で意外だったのは、日本同様海に囲まれているにも拘わらず雨が少なく緑に乏しい砂漠状の地域が多いことで、その原因は西海岸沿いに壁の様に連なっている南アルプス山脈にありました。 西のタスマン海からの湿った空気が2,000 m から 4,000 m 近い山で遮られ山脈の西側に大雨を降らせる一方、東側は水分を取られた結果雨が少なく砂漠状態になるためで、植樹されたポプラもそうですが樹木は湖畔とか拠水林として川沿いに限られて生えています。

旅の途中に出会ったトラックドライバーから聞いた話ですが、「本職は農業だが島の東側は雨が少なく農業だけでは生活が難しいのでトラックや重機の運転もしていて、羽田空港の拡張工事に出稼ぎに行ったこともある。 西側に降った雨を水路で引いてくれれば良いが、政治家はそれに金をかけようとしない」とのこと。羊や牛の酪農や馬や鹿(食用)の牧畜が盛んなのも、観光にきわめて熱心な理由も、どうやら雨が降らない事が根本にある様で、政府としても今更巨費を投じて水を引いても農業では他と競争にならないので、それよりは観光や牧畜、酪農で稼ごうとしているのかもしれません。

撮影データ
撮影時期:2006年4月
撮影場所: New Zealand 南島
カメラ :PENTAX MZ-5、レンズ: SMC PENTAX-FA 28-105 ズーム
オリンパス ミュー (35 mm コンパクトカメラ)

以上
 
 
Photographs copyrighted (2003〜2006, Vic Goh)
 
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