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このフォトアルバムは過去数十年間に撮り溜めた写真の中から、丁度古いアルバムをめくるように往時を思い出しながら選んだ写真回顧録です。山や湖、オーロラなど自然の風物が主になるはずでしたが、結果的に飛行機、鉄道、車など乗り物も多く出ました。このあたり、子供の頃好きになったものが染みついていて何かと顔を出すようです。今後もこの様なコンテンツで続くと思いますが、変わらずお付き合い頂ければ幸いです。なお、Windows の画面設定を800 x 600にすると写真を大きくして見ることができます。(2005-12-1)

Vic Gohのフォトアルバム Vol-32
ニュージーランド その3(Wanaka戦闘機博物館)

2006年10月1日
郷 勝哉


<まえがき>
今月はNew ZealandのWanaka という町にある New Zealand Fighter Pilots Museum Wanaka (ニュージーランド・ワナカ 戦闘機乗り博物館)に保存されている第2次大戦中に活躍した英国と旧ソビエトの戦闘機などの写真です。各飛行機の正確な型名については出口章さんに鑑定?して頂いたことをここに感謝申し上げます。
なお、上の写真は Wanaka から東北130 km にある Lake Tekapo (テカポ湖) の風景です。




<Super-marine Spitfire Mk XII> スーパーマリン・スピットファイアー
(英国)対独戦でメッサーシュミットと、太平洋戦争ではゼロ戦などと銃火を交えた名機。



<de Havilland DH100 FB Mk5> デ・ハビランド
(英国)双胴のプロペラ機としては米国の ロッキード P-38 が有名でしたが、これは英国のジェット戦闘機。



<Polikarpov I-153> ポリカルポフ I−153 (旧ソ連)
1939年のノモンハン事件で、というと覚えてない人もありそうですが、当時日本領だった満州国(現在中国)とソ連との国境紛争のことで、日本陸軍の九五式や九七式戦闘機と戦った戦闘機。かもめ型(ガルタイプ)の上翼から、後の宇宙船の名前にも使われたチャイカ(かもめ)という名前でも知られています。



<Polikarpov I-16> ポリカルポフ I−16 (旧ソ連)
布張り複葉のI−153の後を継いで日本軍と戦った機種で、さすがに全金属製単葉になっています。 初めニュージーランドに何故ソ連の戦闘機があるのだろうと不思議でしたが、この博物館を作った収集家がロシアから壊れた飛行機を買ってきて復元したと分かりました。



<Lavochkin La-9> ラボーチキン La−9 (旧ソ連)
ソ連でジェット化する直前の高性能プロペラ機で、日本陸軍の「疾風」に一寸似ていますがドイツの フォッケウルフ 190 のコピーとも言われています。



<Fokker Dr.1> フォッカー Dr1 (ドイツ)
時代は第一次世界大戦に遡りますが、リヒトホーフェン (通称レッドバロン) の乗機として有名でした。空気抵抗が大きく速度が出ない三葉機(3枚翼)ですが、その替わり旋回性能に優れていました。



<Nieuport 17> ニューポール 17 (フランス)
同じく第一次世界大戦時代のフランスの戦闘機で、独仏戦線でフォッカー Dr1 などと戦いました。



<あとがき> 飛行機ファンにはよく知られている年中行事と帰国後知りましたが、 私がWanaka入りする数日前に航空ショーがあり、今回ご紹介したクラシック機の一部はショーの模擬空中戦などで実際飛んだらしいと判りました。旅行計画時にこの航空ショーが判っていればと残念な思いをしました。

これも帰国後ニュージーランド事情に詳しい友人から知らされたことですが、航空ショーにも参加したニュージーランド空軍は軍事力としてもう持っている必要が無いという判断から、今年一杯で廃止することになったとのこと。隣の国からミサイルが飛んでくる心配をして偵察衛星を打ち上げただけでなく、庁を省に昇格して軍事力を強化しようとしているどこかの国に比べると、この南半球の平和な島国が羨ましくなります。

(2006年9月27日コロラド州、フォートコリンズより投稿……杉の会には失礼してしまいましたが、目下萩原さんのいるデンバー (正確にはオーロラ) から100 kmばかり北の町に住んでいる娘夫婦と孫娘を訪問中です。 ロッキー山系の雪山に黄葉が映える写真など撮れましたので、何れご紹介させて頂きましょう。)

撮影データ
撮影時期:2006年4月
撮影場所: New Zealand (South Island), Wanaka 他
カメラ :PENTAX MZ-5、レンズ: SMC PENTAX-FA 28-105 ズーム

以上
 
 
Photographs copyrighted (2003〜2006, Vic Goh)
 
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