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このフォトアルバムは過去数十年間に撮り溜めた写真の中から、丁度古いアルバムをめくるように往時を思い出しながら選んだ写真回顧録です。山や湖、オーロラなど自然の風物が主になるはずでしたが、結果的に飛行機、鉄道、車など乗り物も多く出ました。このあたり、子供の頃好きになったものが染みついていて何かと顔を出すようです。今後もこの様なコンテンツで続くと思いますが、変わらずお付き合い頂ければ幸いです。なお、Windows
の画面設定を800 x 600にすると写真を大きくして見ることができます。
(2005-12-1)
Vic Gohのフォトアルバム Vol-27
オルベラ通り(ロスアンゼルス)
2006年4月1日
郷 勝哉
<まえがき> カリフォルニア州は元メキシコ領だったので、今でもメキシコ系アメリカ人が多く住んでいますが、州最大の都市ロスアンゼルスの中心部で日本人町から近いところにOlvera
Street という小さなメキシコ街区があり、メキシコの民芸品や工芸品を売る店や屋台が集まっていて観光名所の一つになっています。今回の写真は最初のロスアンゼルス駐在当時のもので退色していますが、当時の服装と共に「古き良き時代の風景」ということでご容赦下さい。
<十字架> Olvera Street
はロスアンゼルス市最古の通りで、1929年頃の当時を復元したものだそうです。メキシコはキリスト教それもカトリック教徒が多いと言われていますが、入り口に大きな十字架が建っていました。
<あとがき>
Olvera Street のすぐ裏は大きな道路で、近くにはロスアンゼルスの鉄道の玄関である Union Station があり大陸横断鉄道の南の終点になっています。そこまではいいのですが、通りの真ん中をレールが走り路面電車なら許せる?ものの、Southern
Pacific鉄道の巨大なディーゼル機関車が走っていたのにはびっくりしました。
今でも事情はそれほど変わっていないと思いますが、長距離列車は1日数本も無いので、ダウンタウンを堂々と?機関車が走っても大きな問題ではないのでしょう。余談ですが当時のロスアンゼルス市街には路面電車網も発達していて、私も郊外の下宿から路面電車を乗り継いで
City of Vernon という工場街にあるDelmonico 社のロスアンゼルス支店に通っていました。 この辺の事情はBack
Number: Vic Goh's Photo Album Vol-23 で書いた通りです。
フォトアルバム 撮影データ
撮影時期:1961年3月
撮影場所:Los Angeles, California
カメラ: レチナIIc(ドイツコダック製), レンズ: Retina-Xenon 50 mm
フィルム: Kodachrome Slide