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このフォトアルバムは過去数十年間に撮り溜めた写真の中から、丁度古いアルバムをめくるように往時を思い出しながら選んだ写真回顧録です。山や湖、オーロラなど自然の風物が主になるはずでしたが、結果的に飛行機、鉄道、車など乗り物も多く出ました。このあたり、子供の頃好きになったものが染みついていて何かと顔を出すようです。今後もこの様なコンテンツで続くと思いますが、変わらずお付き合い頂ければ幸いです。なお、Windows の画面設定を800 x 600にすると写真を大きくして見ることができます。
(2005-12-1)

Vic Gohのフォトアルバム Vol-26
北欧その4(ノルウェー)

2006年3月5日
郷 勝哉



<まえがき> 三月に入り流石に春めいた気候になりましたが、山はまだまだ雪景色です。トリノの冬季オリンピックは荒川選手の金メタルで大騒ぎしましたが、日本の得意種目のジャンプなどはさっぱり振るわず残念でした。それで思い出したのが三シーズン前のリレハンメルというわけで、今回はVic Goh's Photo Album Vol21に続く北欧その4(ノルウェー)です。



<リレハンメル、オリンピックジャンプ台>
12年前の事ですが、この台で河野、阿部、萩原健司がノルディック複合団体で金メタル、河野が複合個人で銀メタル、原田、葛西、岡部、西方がラージヒル団体で銀メタルの大活躍をしました。当時の強者共の夢の跡と言うわけですが、ご覧の様に右側に平行してシーズンオフ練習用のジャンプ台があり、雪の代わりにコロの上を滑走しクッションを利かせた人工芝の斜面に着地する仕掛けになっています。この時もスイスから来たという若者達が練習していました。
長野県白馬村のオリンピックジャンプ台にも、同じ様な練習台がありますが、滑りを良くするためと着地に失敗し人工芝で火傷をしないよう、コース全体に水を流していて雪煙ならぬ水しぶきをあげて飛ぶ珍しいジャンプが見られます。



<リレハンメル市街>
ジャンプ台から見下ろした風景で、ミョーサ湖という湖に面した小さな綺麗な町でした。



<スターブ教会>
リレハンメルから10km くらい北のロムという町にある、紀元1,200年頃建てられた木造建築の教会です。



<スターブ教会の屋根>
鱗状のスレート屋根と魔よけの竜頭の飾りが特徴です。
北欧にも竜があったとは驚きでしたが、中国から伝わったのかもしれません。



<ヴィーゲラン公園>
ノルウェーの首都オスロ郊外にある公園です。グスタヴ・ヴィーゲランという彫刻家の作品で、このような老若男女の人体ばかりの像が190余立っています。像それぞれの意味は、見る人が勝手に解釈しろという事だそうです。



<赤ちゃんと母親>
このお母さんはふくよかで鼻も高く美人ですが、ウェストが太いのは作者の好み?!



<樹木の妖精?>
噴水の周辺にこのように子供を主題にした像が幾つもありました。



<こども達>
地元の小学生でしょうか、先生に引率されて見学に来ていました。北欧人種の特徴であるブロンドの他に、アフリカ系、東南アジア系らしい子供達も混じっています。



<ヴァイキング船博物館>
発掘復元されたヴァイキング船を展示している博物館でオスロ市内にあります。



<オーセバルク船>
1,000 年以上前の女王が使っていた船だそうですが、素晴らしい造形の船首が目を引きます。



<ゴークスタット船>
これでも当時としては大型だったのかもしれませんが、こんなボートの様な船で荒れる北海や北大西洋を航海し、コロンブスより500年も前にアメリカ大陸までも行っていたとは、当時のヴァイキング達は勇敢でした。
ヴァイキングというと、一般には略奪専門の海賊だったと思われがちですが、彼らは交易者、植民者、傭兵でもあったそうです。


<あとがき>
次回の北欧では、旅の主目的だったフィヨルド地方を予定しています。

フォトアルバム 撮影データ

撮影データ
撮影時期:2004年9月
撮影場所:ノールウェイ (オスロ、リレハンメル)
カメラ: PENTAX MZ-5、レンズ: SMC PENTAX-FA 28-105 ズーム
    CANON IXY 330 (APS フィルムカメラ)
(冒頭の雪景色は山形県蔵王スキー場で2002年の撮影)

以上
 
 
Photographs copyrighted (2003〜2006, Vic Goh)
 
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