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このフォトアルバムは過去数十年間に撮り溜めた写真の中から、丁度古いアルバムをめくるように、往時を思い出しながら選び出したものです。山や湖、オーロラなど自然の風物が主ですが、飛行機、鉄道、車など乗り物の写真も出てきます。このあたり、子供の頃に好きだったものが染みついていて何かと顔を出すようです。今後もこの様なコンテンツで続くと思いますが、変わらずお付き合い頂ければ幸いです。なお、写真はWindows の画面設定を800 x 600にすると大きく見えます。(2005-7-1)

Vic Gohのフォトアルバム Vol-20

アラスカ−その2(氷の海)
2005年8月1日
郷 勝哉



<まえがき>
台風一過、本格的夏がやってきました。今回は暑気払いとしてアラスカの海の氷を特集してみました。フォトアルバムの初回(Vic Goh's Photo Album Vol1)でもご紹介したアラスカのコロンビア湾での撮影です。



<Glacier Spirit 号>
コロンビア氷河見物をした船で、港はAnchorage の東の Valdez です。




<流氷群>
目的地のコロンビア氷河が近づくにつれ、氷河が生んだ流氷が増えて来ます。





<流氷>
船が進むにつれ一つ一つ形が違う流氷が通り過ぎ、見ていて飽きません。



<Columbia Glacier >
末端が海に落ちる氷河としては世界最大級のコロンビア氷河です。中央の白い斜面がそれで幅は約5 km あります。この写真では見えませんが、後に出てくる空から写した写真で解るように、この氷河は海岸より数十キロ奥から始まり、海に向かって日に 7-10 m 位の速度で移動しているそうです。



<コロンビア湾を埋めているパックアイス>
かっては氷河の末端の巨大な氷の壁が海に崩落する壮大な光景を観光船から間近に見られたそうですが、その後地球温暖化で氷河の溶け方が早くなり、 末端が後退すると共に海に落込む氷の量も増え、パックアイスとなって一面湾を埋める様になりました。この写真の1999年当時も船は氷壁近くまで進めず、氷河の本体はご覧のパックアイスの縁から遠望するだけでした。



<パックアイスとコロンビア氷河>
湾内の氷は潮の流れで東側に寄るため、パックアイスの西側は海面が空いていて、氷河の本体(右の方の白い帯)が比較的近く見えるところまで船が入ります。パックアイスはご覧の通り青っぽい物と黒ずんだ物が混じっていますが、黒いのは元の氷河の表面にあって汚れた部分で、白いのは崩落により新しい氷の断面が露出したものと考えられます。



<パックアイスの周辺>
近づいて見ると、結構大きな氷の固まりがプカプカ浮いている一方、船が入れるような隙間は無くこの辺が限度のようでした。



<Glacier Spirit 号の操船室>
定員149名の小さい船ですが、霧が深いアラスカの海の必需品であるレーダーを始め、最新式の操船装置を備えています。



<ラッコ>
ぷかぷか浮いているのは氷だけでなく、岸の近くには餌になる貝類があるのでしょう、ラッコが何匹も腹を上にして浮かんでいました。



<空から見たコロンビア氷河とコロンビア湾>
帰途 Anchorage から Seattle に向かう飛行機から撮影したコロンビア湾で、S字形にうねっているコロンビア氷河から出た氷が湾を埋めている様子がよく見えます。


<あとがき> 夏でも朝は車の窓に霜が降りる様な北の国、アラスカへ行ったのは1999年でしたが、人手が加わらない自然のままの風景を大いに楽しんだ一方、地球温暖化の証拠を初めてはっきり見せつけられた旅でもありました。

フォトアルバム 撮影データ

撮影時期:1999年8月末
撮影場所:米国アラスカ州
カメラ: PENTAX MZ-5、レンズ: SMC PENTAX-FA 28-105 ズーム (一部偏光フィルター使用)

以上
 
 
Photographs copyrighted (2003〜2005, Vic Goh)
 
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