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Vic Gohのフォトアルバム
2003年5月10日
郷 勝哉

まえがき
今回は1995年秋に夫婦でスイスとオーストリアを車と鉄道で旅行したときのものの中から、主にオーストリア分を前編として紹介させて頂きます。
(2003年5月 郷)

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ザルツブルグの東側にザルツカンマーグートと呼ばれる湖沼地帯がありますが、写真はその中のハルシュタット湖畔の町ハルシュタット。早朝散歩のつもりで船着き場に行った時、いつもの一眼レフカメラを持っておらず、替わりに持ち合わせていたコンパクトカメラでスナップしたものです。これが帰国してプリントしてみたら意外に綺麗に写っていました。インターネットの画面では解りませんが、4つ切りに伸ばしてみたところ、高級カメラにひけをとらない出来でした。(理由は後書きに説明しました)


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ブレーキ故障で機関車が客車に追突? 実は急勾配でも中の水があまり偏らないよう、ボイラー部を予め傾けてある登山用ミニSLです。これは ウオルフガング湖の北のシャーフベルグ山に登るアプト式登山鉄道で、途中の丘は映画 「サウンド オブ ミュージック の冒頭シーンのロケ地と案内書にありました。

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1,783m のシャーフベルグ山頂からの展望、下の湖はモント湖

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オーストリアの最高峰 3797mのグロスグロックナー、手前に川のように見えるのは氷河です。

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広場では、 たまたま フォルクスワーゲン クラシックカー の フィールドデイ が開催されていて、日本では見かけない珍しいモデルも多く集まっていました。

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天井がガラス張りの箱は氷河に降りるロープウェイのゴンドラです。 何とも手軽に出来た乗り物で、工事現場のトロッコかコンベアと呼んだ方が良さそうな代物です。

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グロスグロックナー峯は、ザルツブルグから南80k のあたりを東西に走るヨーロッパアルプスの一部ですが、これを縦断するグロスグロックナー山岳道路という名のハイウェイがあり、 景色と規模はヨーロッパ随一と言われています。高い所は3,000m位あり、ご覧のように雪が数センチ積もっているところもありました。

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街角の道路標識をご覧下さい。これなど少ない方ですが、場所によっては10本くらいがあっちこっちを指していて面食らいます。そうでなくてもドイツ語で馴染みが薄い上似た様な地名もあり、さてどっちへ行くべきか、よそ者は車を止めて地図と首っ引きということになります。

 

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町と町を結ぶ幹線道路といえどもこの通り、夕方放牧から戻る牛様のお通りで通せんぼ。どうやら牛の方が優先らしく悠々たるもの。通り過ぎるまで車は数珠繋ぎになって辛抱強く待っていました。

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オーストリーの西部チロル地方は、北はドイツ、西はスイス、南はイタリアに接していますが、このあたりの古い家はよく壁面に宗教画が描かれています。この家はドイツのロマンチック街道の南端にあるフィルスという町で見かけたものですが、あまり鮮やかなので復元したものかもしれません。なを、観光名所のノイシュバンスタイン城はこの近くです。

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さすが観光国スイスで、こんな洒落た郵便局がありました。 場所はスイス領ですが、イタリー系スイス人が多いフリムスというスキーリゾート地です。

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同じくフリムスのカメラ店、よく見たらコダックの黄色い看板が出ていました。

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スイスのサンモリッツから、オーストリーに向かって暫く行ったところにガルダという古都がありますが、そこでは銀行もこの通り、泥棒に入ってもお金がありそうにありません。

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こぢんまりとしたガルダ駅、薪ストーブでも焚くのでしょうか煙突があり、まるで人形の家のようです。

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山また山のスイスを走る鉄道は、当然のことながらトンネルと橋がやたらに多く、デザインの優美な石作りの橋には名前があり、観光の目玉になっているものもあります。
この橋の名前は調べ損ないましたが、ガルダの近くの鉄道橋で、たまたまシャベルカーが通りかかったのをあわててスナップしたものです。

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ザルツカンマーグートのフシュル湖です。旅も終わりに近ずいたこの日は、日暮れになって何処か安い泊まり場所がないかうろうろ走っていたところ、どでかい「空室あり」の看板が目にとまり、行った先は農家の副業らしい民宿(ペンション)でしたが、丘の上の素晴らしい場所で、シーズンオフのせいでしょう、がら空きで他に客は一人しかなく、湖を見下ろすベランダ付の一番良い部屋に案内された上、泊まり賃はびっくりするくらい安くてご機嫌でした。通常この手のペンションは朝食しか出さないので、夕食は近くのレストランに行きましたが、やど賃の安かった分はワインに消えました。 ついでですがオーストリアの食事はなべて美味しく、日本人の口に合っているようです。


今回の写真の撮影データと後書き

次回の後編はスイス アルプスの予定です。

撮影データ

時期:1995年9月; 場所:オーストリア及びスイス; カメラ: PENTAX SP;
レンズ: トキナー 35−105mm ズーム及びKonica BiG mini (35mm単焦点)

コンパクトカメラ余談
最初のハルシュタットの写真が意外に良く撮れたのは、スナップ用として持ち歩いていたこのコニカでしたが、 帰国して行きつけのカメラ屋から聞いて解ったことは、最近流行のプラスチックレンズのズームではなく、ガラスでしかも単焦点のためレンズ枚数が少ないからだそうで、この手のカメラはプロもセカンドカメラとして持ち歩くとのこと。残念ながらこのカメラも10年以上使って最近フラッシュが不具合になり、前例に倣ってガラスレンズで単焦点のものを探した結果、オリンパスの ミュー というのを見つけ買い換えました。
以上

 
 
Photographs copyrighted (2003, Vic Goh)
 
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