「このホームページは「杉の会」メンバーのみを対象としたものです。それ以外の人がアクセスされた時には直ちに破棄して下さい。」
CONFIDENTIALITY NOTICE: The materials attached hereto are confidential and the property of the sender. The information contained in the attached materials is privileged and/or confidential and is intended only for the use of the above-named individual(s) or entity(ies). If you are not the intended recipient, be advised that any unauthorized disclosure, copying,distribution or the taking of any action in reliance on the contents of the attached information is strictly prohibited. If you have received this transmission in error, please discard the information immediately.
 

 

このフォトアルバムは最初のVol-1で書いたように、数十年間に撮り溜めた写真の中から、丁度古いアルバムをめくるように、往時を思い出しながら選び出したもので構成しています。自然の風景それも山や湖、それにオーロラなど自然現象を中心に選んだつもりでしたが、実際は飛行機、鉄道、車など乗り物も度々登場しました。このあたり、子供の時に好きだったものが染みついていて何かと顔を出すようです。今後もこの様なコンテンツで続くと思いますが、変わらずお付き合い頂ければ幸いです。
(2004-10-1)

Vic Gohのフォトアルバム Vol-13
2004年10月3日
郷 勝哉
北欧(その1)
<まえがき> 先月(2004年9月)10日ばかりかけて北欧4カ国、フィンランド、スエーデン、ノルウェー、デンマークを回って来ました。
ノルウェーのフィヨルド見物が主目的でしたが、風景の方はまだ整理中なので後日ご紹介させて頂く事にし、今回はその中から一寸変わった乗り物を選んで見ました。


ソグネフィヨルド(ノルウェー)のパレストランドという村から乗ったカタマラン(双胴船)で、仕様によれば約200人乗れ、最高速度36ノット(67 km)の高速船です。船腹のFjord 1 のマークはフィヨルドに多くの航路を持つ船会社の名前で、他に船客だけでなく、バスやトラック、乗用車を一緒に運ぶもっと大型のフェリーも多数運行していました。


スエーデンのストックホルム港内で見かけた観光船です。中央の櫓部分はブリッジ(運転室)ではないかと思います。


乗り物といっても、一般の人は乗れない灯台船で、文字通り灯台を背負っている水上移動灯台です。この写真の場合は単に岸壁に係留されているだけの様でした。


ストックホルム港に通じる運河で見かけた灯台船で、どうやらヨットハーバーの入口を示すのに停泊している様でした。



ノルウェー、フロム駅に1920年代の客車を利用したレストランがありました。



同じくフロム駅の片隅にあった可愛らしい車掌車です。多分貨物列車に連結して使うものでしょう。



高度差800mを登る山岳鉄道として有名な、フロム鉄道の終点ミュルダール駅構内で見かけた旧型の客車(食堂車?)とその右は用途不明な車両。工事現場の飯場の様な車体から推測すると、長距離用車掌車かもしれません。



ノルウェーの ガイランゲル フィヨルドセンター に展示してあったドイツ製の除雪車で、1951-1968の間活躍したと説明にありました。頑丈で実用性一点張りのいかにもドイツらしいデザインです。



フィンランドの首都ヘルシンキの市電です。最近は日本の鉄道車両も優れたデザインのものが多くなり見ているだけでも楽しくなりましたが、ヨーロッパではかなり前から明るくモダンなデザインの市電や郊外電車が走っています。冬が長く暗い環境と無縁ではなさそうです。


コペンハーゲンの街角に止めてあった一人乗りの3輪電気自動車です。後で調べたらデンマークのミニエルという会社が作ったもので、これでも最高速度 50km、1回の充電による航続距離 30-50 km とのこと。

余談:電気自動車ではありませんでしたが、日本にもフジキャビンと呼ばれる一人乗りの3輪自動車(キャビンスクーター)がありました。当時としては先端を行くグラスファイバーのボディーに、オートバイのエンジンを積んだもので、昭和30年代、毎朝横浜工場に通じる開かずの「入江の踏切」にイライラした憶えのある方も多いと思いますが、その踏切の手前の京浜第1国道から横浜工場に向かうT字路で信号待ちしている時、このフジキャビンを度々見かけました。愉快だったのは、この交差点でよくエンストしエンジンをかけ直す度に、車全体がゆらゆら揺れたことで、これはオートバイのエンジン特有のキックスタートでスタートレバーを車内で蹴飛ばすせいでした。(スクーターなどにセルモーターが使われる様になったのはかなり後)



コペンハーゲン(デンマーク)で見かけた、前2輪の3輪広告自転車、見たのはこれだけで、残念ながら走っている姿を見ることはありませんでした。


満艦飾のこれは一体何でしょう? リヤカーに前輪を付け足したような車に、旗や人形などの飾り付けから始まりテントやバケツなど生活用品まで、目一杯積んであるようです。(左側のヒッピー風男女や黒犬2匹は仲間?)手回しグライダーもあったので、初めは街頭研ぎ屋かと思いましたが、後で現地のガイドに聞いたらホームレスという事でした。しかし日本のホームレスの様な不潔感はなく、これもコペンハーゲンの風物の様に見えました。


こちらはクラシックなオープンカー?。前述のフロム駅の近くで昼食に立ち寄ったホテルのロビーに展示されていたものです。どんな貴族が乗っていた馬車なのか、などの由来は説明板がノルウェー語だったので解りませんでした。

 

<あとがき>
北欧4カ国のうちスエーデンは、1964年にイタリーのミラノに駐在していた時、ラジオのフィールドテストでストックホルム郊外に行った以来で40年ぶりでした。その頃、FMの感度がグルンディヒなどヨーロッパメーカーに比べて劣るとの苦情があり、その原因がRFの石の違いと解ったため、その石を入手し事業部に送り、それで作ったサンプルを駐在先であるヨーロッパ代理店のデイビット サスーンという営業担当者と二人でストックホルムからレンタカーで雪道を100kmあまりドライブしたあげく、たどり着いた寒村の小さなホテルでヨーロッパ製ラジオ数台と比較テストをしたのですが、何しろ高緯度地域の冬のまっただ中は、昼なお暗く寒かっただけの記憶しかなく、肝心のFM性能についてどうだったかはすっかり忘れてしまいました。その時ストックホルムの空港で買った、スエーデン王国のマークである金色の王冠3個を配置したネクタイピンだけが今でも手許に残っています。

フォトアルバム 撮影データ

撮影時期:2004年9月
撮影場所:フィンランド(ヘルシンキ)、スエーデン(ストックホルム)、ノルウェー(フィヨルド地域)、デンマーク(コペンハーゲン)
カメラ: PENTAX MZ-5、レンズ: SMC PENTAX-FA 28-105 ズーム
OLYMPUS μ-II (コンパクトカメラ)

以上

 
 
Photographs copyrighted (2003〜2004, Vic Goh)
 
inserted by FC2 system