Vic Gohのフォトアルバム Vol-46
花見山 (福島市)
2008年4月9日
郷 勝哉

このフォトアルバムシリーズは過去数十年間に撮り溜めた写真の中から、丁度古いアルバムをめくるように往時を思い出しながら選んだ写真回顧録です。 山や湖、オーロラなど自然の風物が主になるはずでしたが、結果的に飛行機、鉄道、車など乗り物も多く掲載しました。 このあたり、子供の頃好きになったものが染みついていて何かと顔を出すようです。今後もこの様なコンテンツで続くと思いますが、 変わらずお付き合い頂ければ幸いです。なお、Windowsの画面設定を800 x 600にすると写真を大きくして見ることができます。

<まえがき>

桜も関東は昨日の春の嵐で殆ど散ってしまったのではないかと思いますが、東北は今が盛りでしょう。 桜の名所と言えば長野県高遠の様に全山桜で覆われたところとか、山形県の最上川の様な桜堤(並木)が有名ですが、 今回ご紹介する福島市の花見山は、ご覧に入れる様にそれらとは一寸おもむきが違う桜の山です。       

<花見山その1>花の写真家秋山庄太郎(故人)が好んだ風景とか。桜の他、濃いピンクの花桃(観賞用の桃)、木蓮、レンギョウ(手前の黄色)などが混じり独特の風景を呈しています。


<花見山その2>手前は花桃、その奥は根元から枝分かれした桜です。 桜がこういう形をしているのは、元はと言えばこの地域が観賞用花木(生け花用)の栽培地だからです。 花見山はその一部で個人の花木生産農家の所有ですが善意で無料公開している山だそうで、福島市も観光波及効果を狙ってか駅から直通バスを運行するなど熱心です。


<花見山その3>黄色い菜の花が色取りを添えています。


<花見山その4>花見山に隣接する山の遠景です。この辺は花見山とは別の栽培農家の土地らしく公開はされていません。 この様に桜だけでなく色々な木が植えられていて、季節に応じて次々に花を咲かせることで、年間を通じて花木が出荷出来るよう仕組まれているそうです。

<しだれ桜>これは我が家の近く、日本大学構内のしだれ桜ですが、見とれて立ち止まるのは外来者だけで、 学生達は毎日で見飽きているのか見向きもせず通り過ぎていました。


<あとがき>団体旅行は撮影に気に入った場所で長居など出来ないのであまり好まないのですが、 この時はフリー時間が多かったJR系の「大人の休日」ツアーを利用しました。バスは開通したばかりの磐梯吾妻スカイラインも周遊し、強風で寒かったものの浄土平で一寸した雪山歩きも楽しめました。

余談ですが今までスナップ用にオリンパスの銀塩フィルムコンパクトカメラを使っていましたが、 全部撮り終わるまでフィルムを取り出せず(途中で出すと残りが無駄になる)、ボランティア活動の速報など不便なため最近はデジカメも使うようになりました。

撮影データ
撮影時期:2007年4月
撮影場所:福島市
カメラ  :PENTAX MZ-5 
レンズ: SMC PENTAX-FA 28-105ズーム
CANON A550 (デジカメ)−しだれ桜を撮影(2008年4月)
以上

Photographs copyrighted (2003〜2008, Vic Goh)
 
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