Vic Gohのフォトアルバム Vol-43
ロッキー山系の風物 その4(Aspen 他)

2007年9月1日
郷 勝哉
このフォトアルバムは過去数十年間に撮り溜めた写真の中から、丁度古いアルバムをめくるように往時を思い出しながら選んだ写真回顧録です。山や湖、オーロラなど自然の風物が主になるはずでしたが、結果的に飛行機、鉄道、車など乗り物も多く出ました。このあたり、子供の頃好きになったものが染みついていて何かと顔を出すようです。今後もこの様なコンテンツで続くと思いますが、変わらずお付き合い頂ければ幸いです。なお、Windows の画面設定を800 x 600にすると写真を大きくして見ることができます。(2005-12-1)



<まえがき>
昨年コロラド州デンバーの近郊に住んでいる孫たちと一緒にスキーリゾートで有名な Aspen へ行ってきました。季節は9月下旬でしたが、標高 3,000 m のロッキー山中とあって既に降雪があり、雪と紅葉の取り合わせが見事でした。



<Maroon Bells>
Aspen の町から16 km 西南にある山 (Maroon Bells) と湖水(Maroon Lake)の観光スポットで、 正面右の North Maroon Peak は 4,247 m あります。



<Sievers Mountain>
Maroon Lake の北側の連峰で、パソコンの画面では再現困難ですが、濃い青空に映えるえび茶色の岩肌が鮮やかでした。



<Pyramid Peak 4,248 m>
Maroon Lake の南側の山で、すれ違った人が「左手の斜面に熊がいる」と教えてくれたのですが、岩陰にでも入ったのか双眼鏡でいくら探しても見つかりませんでした。



<Maroon Lake>
岸辺に観光客の姿が点々と見えています。新緑の様な緑はこの地方に多い aspen tree 特有の色です。



<黄葉の山>
葉が赤くなる樹木は少なく、ご覧の通り紅葉ではなくもっぱら黄葉です。



<Independence Pass -1>
帰途Aspen から東の Denver 方面に抜ける時通った峠で、「標高 12,095 フィート(3,665 m)分水嶺」の標識が立っています。最初は近道になるこの峠を通ってAspen に行くつもりでしたが、当日は雪でこのルートは通行止めになってしまったので西から大きく迂回してAspen に入りました。



<Independence Pass -2>
道路はきれいに除雪されて乾いていましたが、 周囲は一面の雪原で、柵と踏み跡を頼りに駐車場からこの先の展望台まで散歩を楽しむ人たちが大勢いました。



<HONDA >
こんなオートバイでツーリングをしている人がいました。後日聞いたところによると高級乗用車並に高価なマシン(ホンダ)だそうです。



<Twin Lakes>
Independence Pass から約1,000 m 降りたところにある双子の湖です。この写真ではよくわかりませんが、山の斜面の黄色っぽい部分は一面の紅葉です。



<Mt. Rainier -1>
コロラドからの帰国途中、 Washington 州 Seattle の南100 km に位置したMt. Rainier 国立公園に寄りました。



<Mt. Rainier -2>
地元の日系人が「タコマ富士」 (Tacoma はシアトルの近くの地名)と呼んでいる、標高 4,392 m の高山で、右の方に氷河が見えます。



<Reflection Lakes>
Reflection (反映) の名前の通り Mt. Rainier を逆さに映す湖です。


<あとがき>
アメリカの国立公園は、その多くがカリフォルニアやコロラドなど西部諸州に集中していますが、その中には以前ご紹介した Waterton-Glacier International Park や今回のMt. Rainier National Park の様に、日本ではあまり知られていない(ツアーコースに組まれない)国立公園が数多くあります。国立公園と格付けされている限り、車に乗ったまま入園可能で案内所や宿泊設備、ハイキングコースや散歩道なども完備しているので、ヨセミテやイエローストンの様に、観光客で混雑しない静かな雰囲気を楽しみたい方には是非お勧めしたいところです。


撮影データ
撮影時期:2006年9月
撮影場所:Aspen, Twin Lakes, Colorado; Mt. Rainier, Washington
カメラ :PENTAX MZ-5 レンズ: SMC PENTAX-FA 28-105 ズーム
:OLYMPUS ミュー _II

以上
 
  Photographs copyrighted (2003〜2007, Vic Goh)  
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