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気が向くままに

海津 保雄

◇退職後は、ゆっくりと自由気ままに過ごせることを夢見ていました。 あれもこれもやってみようと...。
 実際に退職して、暫くは今まで十分に出来なかった妻との小旅行に出かけたり、趣味の釣り三昧をしたり、月に一度程は会社の友人や大学時代の友達と飲んだり、食事をしたりして、今までとは一味違う新鮮な気持ちで親交を深めるようになって来ました。
 これこそメ第2の人生の至福の時”だなんて思っていました。(ちょっと錯覚していたようですが...)

◇この至福の半年が過ぎようとした時、何か形で残せるようなやり甲斐のある生活の基軸みたいなものを探し始めていることに気が付きました。
 丁度この時期、全国的にもIT講習会が盛んになって来ており、私の市でもパソコン講師の募集があり、運良く採用され、市内の中学校、公民館でパソコンの先生をする毎日となりました。

生徒は若い人からお年寄りまで幅広く、その熱心さには感動させられ、自分も役立っているのだという満足感を強く感じていました。しかし、やればやるほど、人に教える難しさ、パソコンの裏ワザ等、まだまだパソコンインストラクターとしての未熟さを改めて感じ始め、 私を採用した会社(戸塚のパソコンメーカー)でインストラクター教育を講師をしながら夜受講し、何とか自信を持ってインストラクターを務め上げることができました。

◇このパソコンの便利さをもっと身近な地域社会に奉仕できないかと言うことで、町内会の先輩の勧めもあり、“町内会パソコン教室”をボランティアで始め、インターネット、メール、ワープロなどの指導をすることにしました。
 “町内会パソコン教室”をやることによって、子供の頃以来、疎遠になっていた町内会の方々との親交も復活し、より町内の方々との触れ合いが多くなったことは、思わぬ収穫と言えます。

◇更に積極的にパソコン技術をテコに自分の趣味の世界を広げようとIBMの参考書と首っ引きで作ったのが “浮づくり工房” (http://homepage2.nifty.com/seaharbor/)  と言う釣りのホームページです。
 趣味の世界で始めたこのホームページを通じて、全国区での“釣り人”と友達となり、ネットコミュニケーションを通じ、釣り談議に花が咲き、挙句の果ては提案した釣具の製作依頼が増え始めて来ました。
 そこで、一昨年の秋から、釣り専門のモールの中で “カゴ釣り研究会” (http://kagoken.gear-lab.com/) というi-shopを開店してしまいました。 

 釣り具を開発するワクワク感と作る楽しさを堪能しながら小さなビジネスをスタートさせることが出来ました。

◇今は、町内会活動とこの小さなビジネスを基軸に磯釣りや妻との小旅行を楽しみに生活をエンジョイしています。

海津 保雄  

     
 
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