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コロラド便り(その45)
2006年7月4日(火)
萩原 正喜/コロラド

7月4日は「The 4 th of July」と言ってアメリカの「独立記念日/Independence Day」です。
1776年7月4日にそれまでイギリスの植民地であったアメリカが独立した国家となったのを記念する祝日となっています。
それ以来230年が経過している訳ですが、当時の日本では日本地図の伊能忠敬やオランダ医学の杉田玄白などが活躍していた時期に当たります。
毎年この日には爆竹や花火を揚げて祝うのが習慣となっていますが、ちょうどこの季節は陽射しが強くなって草木が乾燥している時期でもありますので、野原などで引火して大きな火災となる事が多く、私の住んでいるオローラ市では街中での花火は禁止となっていて、市が中心となって特定な場所で大掛かりな花火大会が大勢の市民を集めて夜に催うされています。
それでも昼間に街中で爆竹を鳴らす人が大勢いて、夜間にはロケット花火を空中へ向けて打ち揚げる人が多いので消防署ではこの日ばかりは緊張した警戒態勢です。

6月30日(金)にはかねての予定通りカナダ、アメリカを訪問中の日本の小泉首相がブッシュ大統領及び奥さんのローラ・ブッシュさんとでテネシー州Memphis にあるエルビス・プレスリーの住居だったGracelandを訪問して2時間以上にわたって楽しんだ様子がその夕方のTVニュースで画像入りで放送され、コロラドの地元新聞にも何時に無く大きく写真入りで記事が載りました。
しかしながら何時もの事ながらこうした小泉首相のニュースは日本のマスメデイアの方がズーっと詳しく伝えている事と思います。 従って日本に住んでいるとアメリカでは小泉首相のアメリカ訪問を大きなニュースとして扱ってアメリカ国民の関心事となっているように思ってしまいますが、けっしてそうではなく、この様にプレスリーの故郷への訪問でもしない限りマスコミでの日本のことを大きく扱ってくれる事は無いのが現実です。
まだまだ、アメリカ人にとって日本はFar East の遠い国なのです。

7月1日(土)にはコロラド州の喫煙に関する法律が改定されて多くの公共の場所や会社などの建物内での煙草の喫煙が完全禁止となりました。 これにはレストラン、オフィース、バー、ボーリング場なども含まれ、煙草飲みの人にとってはコロラドは滞在し難い場所となったのですが、日本からコロラドを仕事などで訪問される方はくれぐれもご注意下さい。
通常のオフィースなどでは屋内では完全禁煙ですが、煙草を吸う時にはその建物の入り口から少なくとも15フィート(4.6m)以上離れた屋外で吸う事が許されています。
また、公共の場所でも次の様な所での喫煙も許されています。 すなわち、煙草販売業の店、Cigar Bar、デンバー空港の特別喫煙室、ギャンブル場、公衆から隔離されていて3名以下の従業員の事業所などでは喫煙が許されています。

W杯サッカーのアメリカ事情:

6月9日に開幕したサッカーWorld Cup 2006は その最終日の決勝戦が7月9日で閉幕する事になりますが、その間は日本を始め世界の各国はまさにW杯サッカー月間と言える6月ですが、一方アメリカでの事情はどうだろうか、と見てみますと実にその様子は異なっています。
もともとアメリカではアメリカンフットボールはプロチームの活躍を中心に大学、高校、そして中学やクラブチームと非常に底辺が広い人気スポーツで、野球、バスケットボール、アイスホッケーなどを凌ぐ勢いですが、ことサッカーに於いては極く最近になってプロリーグがやっと出来たと言う状態で、前記の様な他のスポーツほど普及していません。

調査会社で有名なギャラップ社がW杯の試合が始まった6月9日から11日の週末にかけて全米の18才以上の人達 1002名を対象に電話による聞き取り調査の結果を報告していますが、「今回のW杯のTV放送を貴方は観戦しますか?」と言う質問に対して、「全くTV観戦はしない」と言う人が69%に達した、と して如何にまだアメリカではサッカーに対する関心が低いかを示しています。
アメリカの人種構成では近年中南米系の人口が急激な増加を見せて今やマイノリテイの首位を占めるようになって来ています。 その影響が大きいと言う事でしょうか、コロラドの私の周辺の中学校や高校でもサッカーのクラブが結成されて、放課後や終末に校庭で練習している光景を多く見るようになりました。 また、体育の時間にもサッカーを取り入れるケースも増えて来ているようです。
そして、3年ほど前からプロサッカーのチームが結成されてColorado Rapidsというチーム名で全米のリーグで活躍しており、今回のW杯のアメリカチームへも有力選手を数名送っています。

ところで、デンバー地区でのTVによるW杯サッカーのドイツからの中継番組の状況はどうなっているのか、と言う事を見てみますと、6月9日のドイツ/ コスタリカ戦に始まって6月23日のスイス/韓国戦に至る一次リーグ戦全48試合の対戦チーム名とキックオフ時間( Mountain DaylightSaving Time)、そしてスポーツ専門チャンネルのESPNを主体とする英語チャンネル放送とスペイン語のUnivision及びTeleFuturaの各チャンネルとのスケジュール表が新聞のスポーツ欄に掲載されています。
ヒスパニック人口の増加を反映してかスペイン語チャンネルではくまなく試合の中継を行っているのが分かります。

それらの内、スポーツ専門チャンネルのESPNは地上波放送ではやっていないので、ケーブルTVか衛星放送を受信している人きり観ることが出来ません。 また、ESPNにはESPN及びESPN 2 の2系統が有って、それぞれが異なるスポーツの放送を行っています。
Ch.7はABC系の地元の地上波放送局KMGHですが土曜日と日曜日のみ中継放送を行っており、私は日本とクロアチアの試合(6月18日コロラド時間で朝7時キックオフ)のドイツからの中継放送をこのチャンネル7で朝起きたてから観戦しています。

また、6月22日(木)の日本/ブラジル戦は日本では翌23日(金)の明け方の4時キックオフとなっていますから日本中のサッカーファンは睡眠不足と言う事になるのではないかと想像しています。
ドイツとコロラドの間の時差は現在8時間ですのでこの様な午前7時及び午後1時からの時間帯となるので仕事で働いている通常の人達にはドイツからの中継放送は録画しておいて後で観る事になります。
ちなみにスペイン語チャンネルのUnivisionはデンバー地区ではCh.50(KCEC)のUHF地上波で放送されており、TeleFuturaの方はCh.14(KTFD)のUHF地上波で送られています。
我が家ではTVは地上波のみでケーブルも衛星も視聴していませんので6月22日の日本とブラジルの対戦はスペイン語で観戦することとなりました。

こうしたスペイン語での放送はヒスパニック人口の多いテキサス州、フロリダ州、ニューメキシコ州、カリフォルニア州そしてコロラド州などでの視聴者数が多くに上っているものと思われます。
Univisionはフロリダ州のマイアミに本社を置くスペイン語TV放送の全国ネットワーク・チャンネルでさすがにプログラム全体が今回はW杯サッカー特集でドイツのゲーム開催各都市での街中でのサポーターの様子などの実況も交えて放送を行っています。
また、今回のW杯HDTV放送に付いては、ESPN−H及びESPN2−H,Ch 7−Hとそれぞれ英語チャンネルのみがHDTVで同時放送しています。

大分以前に女子のサッカー・W杯が行われた時にアメリカ女子チームが優勝して一気にアメリカ国内でのサッカー人気が高まって女子のクラブチームがあちこちに作られた事があります。
今回のW杯でもアメリカチームが勝ち残って決勝戦でも行うようになればアメリカ国民の関心が一気に高まるのだと思われますが、残念ながら今回は予選でイタリーと1―1の引き分けに終り勝ち点不足で敗退となってしまいました。

自転車での一週間の山岳ツアーRide The Rocky:

毎年6月下旬に一週間をかけて行われる自転車によるロッキー山脈を走るツアー「Ride The Rocky」が今年も6月18日(日)から23日(金)の6日間を使って開催されました。
今年のコースはコロラド州の南西の端の町でアメリカ・インデイアンの先住民族の住居跡であるMesa Verdeで有名なCortezの町をスタートにして東へ一路進行し途中でニューメキシコ州へ入ってChamaの町で宿泊し2つの3000m級の峠を2つ越えてからまたコロラド州へ戻ってAntonitoの町から一気に北上してAlamosa,Salidaの町を抜けて東へとり、急峻な渓谷にかかっている大吊り橋で有名なRoyal Gorgeの町Canon Cityをゴールとする総延長419マイル(674km)を走破しました。
主催は地元新聞社のThe Denver Post紙で、今年のメインスポンサーはWells Fargo銀行となっており、其の他に多くの地元企業がサポートに当っています。

縦軸が標高、横軸が距離を示している自転車でのツアー「Ride the Rocky] 6日間の行程表が発表となっていますが、今回の行程上最大の難所は第4日目の前半のCumbures峠(10、022フィート/3、054m)及びLa Manga峠(10、230フィート/3、118m)目指しての登り急勾配、そしてその後半から5日目の前半は標高2、300mが連続した平坦路となる長丁場となっています。
毎年日曜日から日曜日までの8日間を使って途中1日の休養日を挟んで行われるのですが、今年は標高が高いといっても2300m程のコースであり、峠越えも3000m少しの高さとなっており、通常の様に3500m以上の峠を幾つも越えると言うコースに比べて容易と言う事で6日間に短縮してたものと思われます。
また、特にコロラド南部の乾燥した地域を通過するコースであるので水分の補給が非常に大切な条件となりました。

参加メンバーは3月からの募集に応募した人達から抽選で2000名に絞られたメンバーで行われ、毎日の夜は運営委員会が準備するテントで宿泊しながら進行するので、食事、シャワー、洗濯、救急医療、飲み物の補給、自転車の修理など5日間にわたってのサポート部隊の活動は大変な規模となります。
このサイクリング・ツアーの責任者のPaul Balaguerさんは毎朝サポート部隊のミーテイングが終ると直ぐに自分のバイクでツアーグループより一足先に出発して次の宿泊地まで道路やコースの状況を事前チェックの為に走行しています。 路面状態や危険な個所が無いか、そしてコース案内メンバーや交通整理警官の配置が必要となるかなどいろいろな特にツアーの安全面での確認を行っています。

ツアーの参加メンバーが出発すると、サポートメンバーは直ちに2000名の使ったテントをたたんでトラックに積み込み、ツアーメンバーの後を追って次の宿泊地へ向い、新たにテントを設営します。 各宿泊地の町の積極的な協力が得られるようになっていますが、何と言っても2000名からのテントですから大変な作業と想像されます。
こうした運営は非営利団体のRide The Rocky協会が行っており、スポンサー企業からの献金や州政府からの基金援助、そして参加者からの参加費用などで賄われています。
コロラドの初夏の名物イベントの一つとなっています。

デンバー国際空港(DIA)での4月の乗降客数:

昨年の4月以来12ヶ月継続して利用客が前年同月比で伸ばしているデンバー空港ですが、今年4月の乗降客数の記録が報告され、その数380万人と昨年4月に比較して17.5%との増加を示しています。
ちなみに今年1月から4月までの合計乗降客数は1490万人となり、昨年の同じ4ヶ月期間に比べて11.4%の増加となっています。
こうした利用客の増加は空港にとってその収入金額を押し上げる事となり、発着便数の増加につながり、更に収入増や利益の増大になります。
このままの調子で増加が続くと、今年の総乗降客数は4800万人を越えて昨年の記録を500万人越える事となりそうだと空港当局は言っています。

DIAをハブとしている航空会社はUnited Airlines,Frontier Airlinesそして今年1月からDIAでの営業を開始したSouthWest Airlinesの3社がありますが、サウスウエスト航空は今年1月には1日13便であったのが現在では20便に増加しており、今年の8月までには更に12便の追加を予定しています。
フロンテイア航空では今年4月の実績は20%の輸送量の増加を計ったのに対し30%の乗降客数の増加を示し、ユナイテット航空では最近1日の便数を32便追加しています。
其の都市の経済活動の指標の一つとしてアメリカではこうしたその土地の主要空港の利用者数の統計が使われますが、この様なデンバー空港の発展はコロラドの経済発展を示しているものと判断されています。

コロラド・ロッキーの標高14、000フィート以上の峯峰:

6月に入ってよりロッキー山脈の各峯峰の積雪も融けていよいよ夏山登山・ハイキングのシーズンに入っています。
この時期に入ると4000m級の山中でもさすがに気温も緩んで来て重装備でなくても危険が少なくなる事とマウンテン・ライオンや熊などの冬ごもり明け直後の襲われる危険度が薄れて来る時期となって登山の言わば解禁シーズンに入っています。
コロラド州内のロッキー山脈では海抜14、000フィート(4、267m)以上の峯峰が合計54個所有って、そのリストと所在地などを示す資料がハイカーや登山者達に提供されています。

コロラドには非営利団体の登山クラブ「Colorado Fourteener Initiative」と言う組織があって、こうしたコロラド州内の54の峯峰への登山をする人達のために1994年に結成され、詳細な地図の作製や道路標識の設置、登山道の整備などをボランテイア活動を中心に行っている団体が有ります。
年間50万人以上の人達がこうした情報を利用して登山が行われているとしています。
コロラドでの一番高い峯はコロラド・ロッキーのほぼ中央に位置するマウント・エルバート山標高14、433フィート(4399m)ですが、これらの54の峯峰の内その頂上まで自動車で行けるように道路が整備されている峯は2個所在って14番目のデンバーの町から比較的至近距離にあるマウント・エバンス山(14、264フィート/4348m)と31番目のコロラドスプリングスの町から至近距離のパイクス・ピーク山(14、110フィート/4301m)の2個所となっています。

その他の各峰には林道が整備されているところも多く在りますが、自動車で麓まで行って、そこで駐車して後は自らの脚で登る、と言う事になりますが、このFouteenersの各峰は特に若者の登山愛好家のグループの登頂征服リストの対象となっています。
なにせ標高が高い為空気が希薄な中での登山と言う事で年間何人かの心臓麻痺者が発生して救急隊のヘリコプターで緊急救助と言う事が生じていますが、最近ではワイヤレス電話システムの発達でいち早く連絡が取れるように成った事から死亡に至るケースは少なくなっています。

2005年のデンバーへの1泊以上の訪問者数統計:

デンバー市のコンベンシヨン及びビジターズ局の調査統計によると、昨年一年間でのデンバー市への訪問者で1泊以上の滞在をして人の総数は1040万人で一昨年に比べて5%の増加で今までの新記録を示したとしています。
併せて1994年以来の年毎の訪問者数の観光目的の訪問者とビジネス目的の訪問者数との推移をそれぞれ示した統計が発表されています。
観光客の推移は年間800万人程で2001年からほぼ一定となっていますが、ビジネス客数に付いては昨年は年間250万人とそれ以前に比べて増加しており、デンバー地区でのコンベンシヨンや経済発展の効果が表れているものと推定されています。

統計ではデンバー市及びデンバー地区全体への訪問した人数のそれぞれ何処の州から来たかの順位とを示しており、それぞれコロラド州内からはもちろんの事カリフォルニア州からの訪問者数が首位となっています。 そして、以下テキサス、シカゴ、ミネアポりスからと続いています。
更に統計ではデンバー地区でのこうした訪問客を集めている催しものや観光地、商業地などの集客順位を入場料が必要な場所と不必要な場所とに付いてそれぞれ10個所ずつ示しています。

デンバーでの2005年人気スポットのトップ10:
 1. 16番街モール
 2. 旧ダウンタウンの歴史地区
 3. チェリークリーク・ショッピング・センター
 4. キャスルロック・Factory Outlet
 5. コロラド・ミルズ・ショッピング・センター
 6. デンバー動物園
 7. クアーズビール工場見学
 8. レッドロック・野外コンサート場
 9. フラットアイアン・クロッシング・モール
10.コロラド州庁舎

デンバーでの2005年有料人気スポットのトップ10:
 1. デンバー動物園
 2. デンバー自然科学博物館
 3. プロ野球のコロラド・ロッキーズ
 4. バタフライ・パビリオン
 5. Six Flags Elitch 植物園
 6. バッファロー・ビルの墓
 7. コロラド歴史博物館
 8. 子供博物館
 9. コロラド鉄道博物館
10. デンバー植物園
と言った順番となっています。
これらの中でデンバー動物園が両方にリストアップされていますがその理由は不明ですが、デンバー動物園はその所有動物の種類や数の面では多分上野動物園を凌いでいると思われますが広大な敷地の中にうまく整理された展示となっており、園内の動物の病気や怪我の治療室なども見学者がその様子を見られる様になっています。
アメリカ中西部では最も充実している動物園なのでコロラド州外からの見物者が絶えない、と言う状況で人気が有ります。

松井稼頭央選手のロッキーズでの今シーズンの活躍は?

アメリカのプロ野球メジャーリーグでは、相変わらずシアトルマリナーズのイチロウと今年からやはりマリナーズの捕手として加わった城島の活躍が目覚しい事が伝えられていますが、プレー中に手の親指の付け根を骨折してリハビリ中のヤンキースの松井秀樹のカムバックも期待されていますが、そんな中
今までニューヨーク・メッツの2塁手として活躍していたもう一人の松井稼頭央がその今シーズンの成績不振からコロラド・ロッキーズの選手と交換トレードに出された事は日本でも伝えられていると思います。

7月3日(月)の地元新聞The Rocky Mountain News紙ではそのスポーツ欄の2ページ全面を割いて大きな写真とともに、この松井稼頭央選手の詳細な解説を行っています。 「不調のリトル松井はどうなる」と言った記事見出しとなっています。
既にご承知のようにロッキーズでは松井の得意とする2塁手ではなく遊撃手として活躍してもらう積もりでトレードして迎えたのですが、彼のその後の腰痛の治療の件やメッツ時代の昨シーズンに2塁手として守備では71ゲームで9個のえらーを記録して、打率も2割5分5厘と特別振るわなかった事から
先ずはロッキーズ傘下のAAAリーグチームSky Sox(コロラドスプリングス)で数ヶ月の試用期間を与えている事を説明しています。

記事ではこのリトル松井選手( 30才、身長5フィート10インチ、体重185ポンド)の様子を見に来ている共同通信の記者に取材した内容として、日本の西武で活躍していた頃の実績やニューヨーク・メッツへ入団した初期の実績からして現在の状況は考えられない事であり、腰痛などの治療が進んで肉体的にも、また精神的にも回復すればきっとコロラドのファンの注目に答えるプレーヤーとなる、と期待しているとしています。
コロラド・ロッキーズには以前ピッチャーの吉井選手が1年程プレーしていましたが、それ以外には日本選手は居なかったのでこのリトル松井の大活躍が大いに期待されるところですが、今後どうなりますか? チーム成績がここ数年低迷しているロッキーズにとっては彼の復帰が一日千秋の思いといったところです。

世界及びアメリカの主要都市の物価指数比較:

世界の主要都市及びアメリカ内の主要都市に於ける150種類以上の日用品、食料品、水や電気、ガソリンなどのライフライン等に付いての価格を調べて比較ランク付けした調査レポートが経済雑誌エコノミスト誌から「Cost of Living」として最近発表されています。
平均値を100として表わす指数で各都市の数値を表現していますが、アメリカ国内の各都市に付いては合計17の都市が対象となっていますが、高い順からトップ10をランク付けすると、
 1) ニューヨーク 118
 2) シカゴ 112
 2) ロサンゼルス 112
 4) サンフランシスコ 110
 5) ワシントンD。C。 106
 6) ヒューストン 105
 7) マイアミ 101
 8) デンバー 100
 8) ミネアポリス 100
10) ボストン 98
10) デトロイト 98
と言う事でミネアポリスと並んで8位となっており、10位のボストンや12位のシアトル、16位のホノルルなどより物価が高いと言う結果となっており、それらの都市に比べてはるかに安いと信じているデンバー市の関係当局者やコロラドの経済関係者達を驚かしています。

最も類似な物価指数統計でACCRAの「Cost of Livinng」指数と言うのが良く使われていますが、それによると日用品、食料品、交通輸送コスト、医療、ライフラインなどのそれぞれについてボストン、シアトル、ホノルルではデンバーに比べてズーと高いと言うレポートになっていますので今回のエコノミスト誌の調査結果について奇異に感じていると言う訳です。
ちなみにこのACCRAの2006年第1四半期の統計では全米平均を100とするとデンバーは100.4となっていますが、電気、ガス、水に関してはデンバーはニューヨークの約半分と言う安いコストとなっている、としています。 また、パン、バター、チーズ、牛乳などの日用食料品について言えば最も高いニューヨークに比べてデンバーは98%位いのコストとなっているとしています。

一方、世界の生活費物価に付いては世界90カ国近い130の都市に付いて調査していますが、東京が世界で最も高く、下記の様な順となっています。
 1) 東京 152
 2) パリ 149
 3) ロンドン 141
 4) 香港 129
 5) モスクワ 115
 6) バンクーバー 115
 7) 上海 101
 8) デンバー 100
 9) メキシコシテイ 98
10) ヨハネスブルグ 89
10) サンパウロ 89
12) ブエノスアイレス 63
13) ボンベイ 52
デンバーを当てはめるとやはり世界でも8位と言う順位となっています。
デンバーが田舎だから物価が安いと思っていたのが意外とアメリカ内でも世界の水準でも8位と言う高い方になっている事が示されたと言えます。


コロラドでは6月に入って以来曇りの日を除いて連日日中の最高気温が摂氏30度を越える日が続いています。 もともと標高が高い事もあって陽射しが強いのですが、空気が乾燥している為か直射日光が日本に比べて特に強いように感じます。
お陰で庭の芝生の成長が急で2週間に1度は芝刈りで汗を流す事となっています。 今年は春先に肥料の散布を行なった為もあるかもしれません。

私は視力の方は近視で車を運転する時にだけ眼鏡を掛けますが、最近目が遠視寄りになって来て眼鏡が合わなくなって来ているのを感じましたので目の検査をしてもらって新調しました。
その時に眼医者から白内障の初期状態となっている、と指適され、太陽光の紫外線が白内障の進行を早めるので特に日中の車の運転時には紫外線除去のサングラスを掛けた方が良いと言われて併せて新調しました。

先の冬シーズンでのロッキー山脈での降雪が例年以上に多かった事もあって、その雪解け水に頼っている山中の各貯水池では何れも満水ですが、それでもオローラ市では庭の散水制限が今年も5月より10月いっぱいの間敷施かれていて、ハウス番号が奇数番号の家では月、水、土曜日の朝7時迄と夕方6時以降の間での散水が許されています。 偶数番号の家では火、木、日曜日となっています。
また、水道料金も今年から累進料率となって沢山使うほど毎月の料金が高くなる、といった方式に変わりました。 従って「湯水の如く使う」と言う事はコロラドでは通用しません。
日本では梅雨の末期に入っている事と思いますが、皆さん毎日の健康管理には充分配慮されて元気にお過ごし頂きますよう祈っております。

 
 

[ 以上 ]
 
 
Copyrighted to: Mike Hagiwara
 
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