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コロラド便り(その28)

2005年2月1日(火)
萩原 正喜/コロラド

ブッシュ大統領の2期目の就任式が1月20日に首府のワシントンで執り行なわれ新たなこれからの4年間のアメリカ政府がスタートしました。
就任式の様子はTV中継でコロラドにも放送され就任宣誓式の後に行われた恒例のワシントンの目抜き通りペンシルバニア・アベニューのパレードの様子も伝えられました。
この就任式及びパレードには総勢1万5000人と言う警備陣が配置されその警護に万全を期しての中で実施されましたが、反戦グループの抗議デモが有っただけで無事終了しています。

このパレードにはゼネラルモータース社の高級乗用車キャデラックの最新モデルのDTSリムジーンがブッシュ大統領とLaura夫人の乗用として主役を務める事となっていましたが、2人は車から降りて通りの両側に詰め掛けた大観衆にこの車の前を手を振っての行進となりました。
このキャデラックは今年の末には2006年型DTSの量産モデルの原形となる事になっています。

アメリカ合衆国憲法でその期の大統領の任務は1月20日の正午で終了して次期の大統領に引き継がれる事となっています。 今回ブッシュ大統領はその就任宣誓を少し早めの11時56分に行っています。

歴代のアメリカ大統領で2期以上務めた人は意外と多く初代のワシントンが2期を最初として16名に上りますが、リンカーンが2期目の途中で暗殺にあっており、第2次大戦中のフランクリン・ルーズベルトは4期めの途中で病死しています。 そして戦後ではアイゼンハウワー、ニクソン、レーガン、クリントンの各大統領が2期目を務めています。
そして、今回のブッシュ大統領の様に親子で大統領となっているケースは過去に1回だけで、John Adams ( 1797 − 1801 ) とその息子のJohn Quincy Adams ( 1825 − 1829 )の場合のみとなっています。

ブッシュ大統領の1期目に比べてどのようにアメリカの政治イニシアテイブが変化するのか関心が持たれるところです。


Cartoons in News Paper
最近のコロラド地元新聞のマンガから:

新聞に掲載される政治諷刺マンガは「その時代時代の世相を反映する鏡」と言われますが、最近のコロラドの地方新聞Denver Post紙とRocky Mountain News紙から2期目を務めるブッシュ大統領に関するマンガをそれぞれ1点ずつピックアップしてみました。

上はスーパーマンのブッシュ大統領がイラクがまだ燃え盛っているのに政権2期目に入って「さあ、これから運用危機に直面しているアメリカのSocial Security制度を救うぞ!」と言っています。
下のマンガはブッシュ大統領が爆弾をあちこちに播いて世界のあちこちに戦火を起こしています。

いろいろと批判は有るかと思いますが、ブッシュ大統領を選択したのは多くのアメリカ人自身です。 政権第2期目をうまく務めて欲しいと願っているのはアメリカ国民の大多数でしょう。

上のスーパーマンの胸のマークのWはGeorge W. BushのミドルネームのWですが、下のキャラクターは今やアメリカでは伝説の人となったJohnny Apple Seed と呼ばれた実在した人でアメリカ各地にリンゴの種を播いてまわった事で知られています。
それがもととなって現在のリンゴを多く産出するアメリカとなったのですが ――― 自由を世界各地へ育てるのにリンゴが爆弾に変る世の中を愁いている様です。
ブッシュ大統領はアメリカ版の「花咲か爺さん」となれるでしょうか?



アメリカの国民の祝日MLK Jr.Day:

日本ではキング牧師としてアメリカ公民権運動のリーダーとして活躍し黒人の投票権法や市民権法の成立の成果を上げた後、1968年にテネシー州のMemphisの町で暗殺され39才の生涯を閉じ、後にノーベル賞も受賞しているMartin Luther King Junior氏の業績を称えて1月20日の誕生日を国民の祝日としていますが今年は木曜日である為1月17日(月)を振り替え祝日としています。

彼の偉業を記念して町の道路に彼の名前を付けている町は全米で730に上りますが、その数を州別に上げてみるとさすがに黒人の人口が多い南部の州に集中していてジョージア州の105個所、ミシシッピー州の88個所、テキサス州の86個所などとなっています。
また、国民の祝日であるこの日に従業員に有給休日を与えている全米の企業の比率ハ1000名以上の従業員の会社で32%、999名以下の会社で24%となっています。 最近では年毎に企業比率が減少していてアメリカの企業全体からすると今年では全体の26%だけが有給休日をこの日に与えています。

レストランやスーパーマーケットの様に休日が営業日としているところではアメリカではクリスマスだけが休業日となっているのでMLK Jr. Day を有給休日としているところは予想以上に少ないのが実状となっています。

コロラドスプリングスでの餅つきの様子:

日本でも最近では田舎の方を除いて殆ど見かけなくなった正月の餅つき風景ですが、デンバーから65km程国道25号線を南へ下ったところにあるコロラドスプリングスの町にあるコロラド単科大学のキャンパス内で地元の日米協会の人達が餅つきを行っている様子が1月23日の地元新聞の日曜版にその様子の写真とともに大きな紙面を割いて載りました。
地元の日米協会南部コロラド支部では毎年この様な餅つき大会をこの時期に催しており、今年で既に13年になると言う事で、今回は約200人の人達が見物に訪れたと伝えています。

臼と杵はどうやって調達したのでしょうか? 新聞の写真では杵の先端がフラットで少々変な形をしていますがかわるがわる餅つきをして元気に皆さん楽しまれた様子です。
新聞の記事では毎年臼の前で手合わせをしている日米協会のポール丸山さんが「日本では年末から新年にかけて餅つきが行われるが、クリスマスで忙しかったので我々はこの時期遅れの餅つきです。」といった事や「餅は長寿と頑張りを象徴しています。」などの解説しているのを載せており、つき上がった餅をいろいろな形に整えて食べる様子を詳しく解説しています。

こちらの人達にしてみると、遠い国の奇妙な風習と映るかもしれませんが、こうしたイベントを含めて日本のカルチャーが少しでも浸透するのは大変良い事だと思います。

DIA(デンバー国際空港)の昨年11月の乗降客数は新記録:

デンバー空港の昨年11月の総乗降客数は310万人で昨年1月から月毎に更新している記録を更に11ヶ月連続で更新となりました。 これにより昨年1月から11月迄の総乗降客数は3890万人となり一昨年に比べて13.8%の増加となっています。
この調子で行くと2004年の総乗降客数は開港以来の新記録となったものと思えます。

私はデンバー空港から昨年はサンノゼへ3回、シアトルへ1回そして日本の成田へ4回往復しましたが、何れの便も殆ど満席で、これでどうして航空業界不況なのだろうか?と感じさせられるものでした。
従ってデンバー空港の繁盛ぶりは理解出来ますが、航空運賃の値下げ競争と航空燃料の価格高騰が影響しているのだと言います。 そしてアメリカの航空各社は運行にかかる経費を削減していろいろな工夫をしていますが、それが従来の顧客サービスの低減に為っている事は否めません。
航空機の保守や点検のレベル低下に続ながらなければ良いがと願うものです。

世界で最も大きい旅客機がデビュー:

DIA(デンバー国際空港)では従来からの3600mの滑走路5本に加えて一昨年9月から新たに4800mの滑走路が運用に入っていますが通常の滑走路の幅は45mであるがこの新滑走路は60mと特に広くなっています。
この新滑走路はその長さではアジア各地への直行便の離陸を可能とし、その幅広はAirBus 社が準備を進めているスーパージャンボ旅客機A380型の就航に対応する為と言われています。

そのAirBus A380の初号機の公開が1月18日にフランスのToulouseにある同社の組み立て工場で行われてその様子がコロラドの地元TV放送や地元新聞で大きく報じられています。
この様な大型旅客機はこれまでアメリカのボーイング社のジャンボ機747型の独り舞台であったが、今回のA380型はその大きさで747型機を大きくしのぐものです。
機内は3層構造構造となっていて客席は上部の総二階にファースト、ビジネス、エコノミーの各クラス合せて最大で555席が可能となっており、最下部の層には荷物の他にレストランやカジノそしてお土産販売店なども備える事が可能となっているとしています。
各3階のフロア間は中央部に設けられたエレベーターで行き来する事が出来る様なっています。
旅客航空機の実績では2003年に続いて2004年もその納入機体数でAirBus社がボーイング社を凌いでおり、今回のA380で大型機部門でも更にボーイング社を凌ぐものと注目されています。

AirBus社は事前に世界の主要航空会社14社を集めてその仕様についての検討会を行っていますが、現在の世界の主要空港の発着便の混雑状況を緩和するにはこうしたスーパージャンボ機で一度に多くの旅客を運んで総合便数を削減するのが効果的だ、との意見も出ていますが、航空業界の不況が続いている中にあってこうした超大型機が有効かどうかについては疑問が生じているところでもあります。
既にルフトハンザ航空、大韓航空、Federal Expressの各社が発注を行っており、総計139機の注文を受けていると伝えられていますが、アメリカの主要航空各社ではまだどこも注文をしていません。

ちなみにこのA380型の開発費は総計で13億ドルかかっているとされ、この一機当たりの販売価格は約2億8000万ドルと言われているのでその損益分岐点は約250機の販売を行なう事とされています。

一方、アメリカのボーイング社では新型の中型機の「DreamLiner 7E7」の売り込みに務めていますが、昨年に予定していた200機の注文確保の目標に対して126機注文を受けてその内56機の契約がまとまったところで予定した受注計画より遅れているとしています。 最もこの200機の初期受注は達成出来れば同社始まって以来の記録となる数字ですが、このDreamLiner 7E7はやはりAirBus社の新中型機A350型と市場でぶつかり合うこととなります。

更に最近のニュースでは、アメリカ5番目の規模のContinental Airlines 社がDreamLiner 7E7を10機の発注を行なった事が報じられており、契約では2009年にこれらがボーイング社から納入される事となっているとしています。
また、コンチネンタル航空では今年7月からのBoeing757型機の8機のリースをボーイング社から受ける事となっており、併せて当初2008年に納入する計画であった737型機6機を2006年に前倒しして納入する事となっています。
コンチネンタル航空社では同社の成長している海外便にDreamLiner 7E7 を投入する計画としています。

ボーイング社では昨年最終注文として残っていた現在では旧型となった717型機に関して今後その製造を停止して製造ラインを2006年で閉鎖し、今後は現在最も多く使用されていて人気のある737型機の拡売に注力して行くと発表している。
この製造停止と先の米空軍向けの空中給油機にまつわる不正取り引きの発覚によって失った230億ドルの契約の損失として6億1500万ドルのロスを計上するとしています。
ボーイング社は軍関係の仕事に力を入れてきており、その影響で旅客機部門ではAirBus社の追い上げで市場を失っており、更に肝心な軍関係の仕事でも空中給油機での他にスパイ衛星打ち揚げロケットでも不正が露見してロッキード・マーチン社にその契約を奪われています。

かってより計画していた超音速大型旅客機の開発を諦めて急遽開発計画を切り替えた中型新旅客機であるDreamLiner 7E7が同社の業績挽回に繋がるかどうか大変注目されるところとなっています。

Winter CESでヤマハのスピーカーシステムが「Best in Show」賞:

1月6日から9日にかけて開催された今回のラスベガスでのWinter CES でBest in Show にヤマハ製のオーデイオ・スピーカーシステムのYSP-1型が選ばれました。
これはフラットパネル・プラズマデイスプレイTVセットの上に取り付けて使用するように作られた円筒スピーカーシステムの一種で42個のスピーカーが取り付いていてそれぞれデジタルアンプで駆動されており音場ロジック回路でこれ単独でマルチチャンネルのサラウンドサウンドが楽しめると言うものです。

それぞれ適切に配置された水平に並んだ小さなスピーカー40個の駆動の組み合わせ方に依って適当な角度に音声を輻射する様になっており、その輻射音声が部屋の壁に反射して効果的な前方及び後方の音場を一つのスピーカーシステムで再現すると言うものとなっています。
MSRP ( Manufacturers Suggested Retail Price)「メーカー推奨小売価格」は1493ドルでと高価です。

SoundTrack店の親会社のUltimate Electronics社が会社更生法適用申請:

先のこのレポートで伝えましたが、かねてよりその運営が危ないとされていたAV専門店SoundTrackの親会社でアメリカの14の州に65店を有してその内コロラド州の11のSoundTrack店を所有しているUltimate Electronics社が遂にChapter 11の適用申請を行こないました。
これを受けてアメリカでのレンタルビデオ店チェーンとしてブロックバスター社に次いで2番目の規模のHollywood Entertainment 社の社長のMark Wattles氏44才がUltimate Electronicsの主要取引き銀行となっているWellsFargo銀行と相談して同社の社長に就任して同社の再建に乗出す事となりました。

Wattles氏は1988年28才の時にオレゴン州のPortland市に最初のレンタルビデオ店を奥さんと開店してその後ビデオカセット、ビデオゲームソフトそしてDVDとレンタル事業で発展して現在では全米に約2000軒の店を持つチェーン店に成長しています。
今年に入って1月17日には全米3位のビデオレンタル店チェーンMovie Gallery社を買収すると発表し最大手のBlockbuster社に迫る勢いとなっています。
Wattles氏はかねてよりUltimate 社の株式を多く購入しており、今回更に9.8%に相当する株を200万ドルで買い足して総所有株式を38%とし主要株主となっています。

更にChapter 11に対する追加援助資金としてWattles氏自身が1000万ドル、そしてWellsFargo銀行が1500万ドルの資金投入を行って再建に乗出しますが、同氏は再建に当ってUltimate Electronics社の従業員総数約3500名の解雇は行なわず、また65軒の店についての閉店も行なわないで実行すると述べています。
現在のUltimate Electronics社の主要債権者会社としてはAV業界の主要各社が名前を連ねていてシャープ、ヤマハ、ソニー、船井電気、デンオンなどの日本メーカーが主力となっています。
Ultimate Electronics 社の昨年末の11月及び12月の合計売り上げは1億5490万ドルで2003年の同じ時期の売り上げ1億8010万ドルに対して14%の落ち込みとなっています。

同社は1968年にWilliam Pearse氏とその奥さんとが始めたAV専門店で当初Team Electronicsと言う店名であったが後にSoundTrackと店名を変更しています。
1992年に1979年以来の同店の従業員だったDave Workman 氏が社長となってPearse氏は会長となって1993年に9店に拡大して株式上場を果たしています。
1997年にはミネアポリスに本社を置くAudioKing 店の11店を買収して業用を拡大し、2000年からのHDTVやホームシアター、デジタルカムコーダー市場の拡大に応じて業績を急拡大しました。

しかしながらCircuitCity店やBestBuy店との競合が激しくなり2002年の当初から採算悪化が目立ちはじめて、2005年1月11日に遂にChapter 11(会社更生法)適用申請となりました。
今後の同社の再建はWattles 氏の双肩にかかっていますがどのようになるか地元コロラドでは注目集める事となっています。

レンタルビデオの陣取り合戦:

ビデオレンタルのチェーン店で全米で2位のHollywood Entertainment社が全米3位のMovie Galleryチェーン店を吸収合併する事が公表され全米第1位のBlockbuster社もMovie Gallary社の買収交渉に乗出している事が公表されています。
当初Movie Gallary社からの8億5000万ドルと言う価格オファーに対して、Blockbuster社は控えめな750万ドルで買収という価格提示を行ないましたが、同様価格でもう一社のLeonard Gree & Partners 社も提示を行なっています。
その結果を受けてHollywood Entertainment社が買収すると言う話が進行しているのでBlockbuster社では更に高額な価格提示を行なって再交渉をするのではないか、と推測されています。
なかなか厳しいレンタルビデオ業界の陣取り合戦ですが、一体どう決着がつくかこちらも興味の持たれるところです。

一方、郵便を使うDVDレンタルで業績を伸ばしてきているNetflix 社の昨年第4四半期の業績が公表されており、売上げ金額は一昨年の同四半期に比べて77%の上昇で1億4390万ドルとなって、利益は480万ドルと一昨年同期の230万ドルに比べて2倍以上を上げています。
Blockbusterを始め強力レンタルビデオ店が有る中で大健闘していると言えます。

ヨーグルトが結腸ガンの予防になる:

コロラドの地方新聞の日曜版に連載されている「Eat Smart」(賢い食事)の欄に「ヨーグルトを食べると良い5つの理由」と言った記事が載っています。
その理由の一つに「結腸のガンの危険性を取り除く」と言う効能が有るとしています。
すなわち、フランスでの研究調査結果では日頃ヨーグルトを食べている人は食べていない人に比べて結腸のガンの初期となるポリープの発生が半分となる、としています。
動物実験でもヨーグルトは結腸ガンの進行を止めて、結腸のガンを誘発する肉類の化学物質からDNAが損傷を受けるのを守る事が分かった、としています。

これらの結果からヨーグルトを買って毎日食べようとする人は次の点に注意すると良い。

(1) 容器の表示に「活きていて、活性のもの」と記されているものを選ぶ事。
(2) 何も混ぜてない低脂肪ヨーグルトを選んで貴方の好みの果物を別に混ぜて食べる
ようにする事に依って低カロリー摂取とともに経済的でもある。
(3) 発酵したミルクシェイクを食べてもヨーグルトと同様な効果が期待できる。
としています。

早速今日からヨーグルトを毎日食べるようにしよう、と言う気になりましたか?

パソコンの出荷が昨年の第4四半期で13.7%アップ:

調査会社のIDCの発表によると、世界の昨年10月―12月のパソコンの出荷台数は中小企業や年末商戦での買い物客による需要増加で一昨年同期に比べて13.7%の増加となったとしています。
昨年の第4四半期に出荷された総台数は5150万台で2004年全体での出荷総数は1億7750万台と一昨年に比べて14.7%の増加となっています。

IDC社ではこの13%以上の伸びを示す事は昨年第3四半期で13%の伸びを記録しており、それ以前の4四半期で15%を越える記録を示していたので十分予想されていた事であるとしています。
また、昨年の第4四半期に於けるパソコン出荷台数の市場占有率ではデルコンピューター社がトップで17%、続いてHP社の16%、IBMが5.7% 、 Acer 社が4.3%、そして富士通・シーメンスが4パーセントで5位となった、としています。

「何か分からない事が有ったらGoogle に聞け」と言う事でComScore Networks 社の調査結果では、Web サーチエンジンの利用顧客回数では35%がGoogle 社でトップを占め、続いてYahoo 社が全体の32%で2位となっている、としている。

ケーブルTV会社が視聴料金をもっと下げられる方法:

FCCのメデイア調査局の調査によるとアメリカのTV視聴者はケーブルTVサービスの一部の番組のみの視聴を行っているのでケーブルTVの運営会社に170億ドルから340億ドルの余分な費用をかけさせていてこれがケーブルTVの視聴料金の7%から15%に相当する価格アップとなっている結果となっているとしています。

この調査結果からケーブルTV業界は全ての視聴者のTVセットがケーブルに接続されるように一台当たり185ドルの価格のデジタル・セットトップ・ボックスを準備すれば視聴料金をもっと下げられるのだ、としています。

2005年のワイヤレス通信技術:

雑誌Electronic Designの1月13日号からのもので同誌が特集している2005年の技術予測という記事の中からワイヤレス通信技術の今後の成り行きについて述べている部分の一部を紹介します。

IEEE 802. 11 のワイヤレスLANは今年も成長を続ける。 ホットスポットの数は更に増加を続けるであろうし大企業・小企業にかかわらずアクセスポイントも増加し、ホームネットワークも増加するであろう。また、コンスーマー・エレクトロニクス分野への応用も出てくるようになる。

軍用や商用で既に始まっているRFID(RFタグ)に関しては、更にその適用が広がって新しい用途への拡大によってその価格を更に下げる事となるだろう。

* Bluetoothは業界の裏で残り続けて、既に成功を納めているユビキタス技術はその新しい用途とより高速性で更に価格を下げるようになるだろう。

UWB(ウルトラワイドバンド)については適用が始まり初期の応用はコンスーマーエレクトロニクス分野となろうが後にはメッシュ・ネットワーク通信に適用される事となろう。 2つの規格標準が相容れないでいる事はさほど問題とならず、2005年の末には新たな商品応用が始まる事となろう。

メッシュ・ネットワークが出てくるが、もう少しその重要性の開拓が必要であるが、ゆっくりと ZigBeeの最も単純な工業用のものからか又はもっと一般的な広く普及している設計での軍事用や政府関係そしてビジネス用としても立ち上がってくると思われる。
その成長はWi-Fi のメッシュ応用によると思われる。

徐々にではあるものの確実な浸透で衛星及び地上波によるデジタル・ラジオが伸びてきてより多くの自動車メーカーは遂にそれを車の選択オプシヨンとする様になろう。
としています。

早くも今年も1ヶ月が過ぎました。 天候の変化と寒暖の差が大きく変るコロラドの気候ですが、ここのところTVの天気予報は非常に正確で1月の中旬に入ってから温暖な気候が続いています。
コロラドの西から天候が移って来ますので、上空のジェット気流の動きを見ていれば気候の変化が正確に読み取れる季節となっています。

通常ジェット気流は北のワイオミング州を横切っていますので、コロラドは南西の風がカリフォルニア湾の方から暖かい空気を送ってくるので温暖な陽気となりますが、一旦ジェット気流の経路が南下してきてコロラド州にかかって来るとカナダの西部からの寒気が覆って急激な寒さとなります。

そんな気候の変化を繰り返しているうちに3寒4温で春に向うのですが、ロッキー山脈への降雪量が多くなってくれれば今年の夏の水不足の心配が無いのですが、今シーズンはどうなるでしょうか?

日本の皆さんも寒さ厳しき折、風邪などを引かぬよう気を付けられ元気にお過ごし下さい。


[ 以上 ]

 
 
Copyrighted to: Mike Hagiwara
Photographs copyrighted (2002〜2005 Mike Hagiwara)
 
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