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コロラド便り(その24)

2004年10月1日
萩原 正喜/コロラド
註:このコロラド便り(その23)には、萩原さんがご自分で撮影された写真を掲載しました。写真下の解説文と共にご覧ください。
(なお、フォトレタッチは郷さんです。)

9月25日(土)に行われた「杉の会」の会合には今年も出席する事が出来ず失礼しております。
いち早く仁科さんから会合のスナップ写真を送付頂き皆さんの元気なお顔が窺い知る事が出来ました。
今回の幹事の皆さんお疲れ様でした。来年こそは是非都合を付けて出席させて頂こうと思っています。



Colorado Convention Center - Right
12月6日オープンのコロラド・コンベンション・センター:
デンバー市の中心地区に在るコロラド最大の催事場Colorado Convention Center の近況です。
2003年6月のオープンの予定が大幅に遅れていよいよ来る12月6日にその拡大改装工事が終了してオープンとなる運びとなりました。
建物が余りにも大きいので全部一ぺんに収まらず、この写真は正面から見た右半分ですが、その右側の銀色の建物が駐車場で螺旋式の多階構造となっています。


9月も下旬に入ってからコロラドはそのロッキー山脈の山々が一年で最も素晴らしい景観を呈する季節となっています。
各峯峰はその頂上付近が雪に覆われ、麓のアスペンツリーはその葉を真黄色に変えて一大コントラストをなしています。

コロラドを代表する景観として良く紹介されるMaroon Bells の大岩壁をバックにハイカー達が真黄色に変ったアスペンツリーの間を歩いているところの写真が地元新聞の一面に載って「Aspen viewing near its peak」と言った見出しで紹介しています。 このマルーン・ベルへはロッキー山脈の西山中にあるリゾートタウンのアスペンの町からゴンドラに乗って麓へたどり着くことが出来ます。

コロラドの観光に一番良い時期は? と聞かれると私は9月15日から25日の間、と答えるのですが、8月に雨が多くアスペンツリーの葉に水分が豊富に含まれていると黄色に変る時期が遅れて、乾いていると早まる、と言うメカニズムだそうです。
私はアスペンの町へは行った事が有りますが残念ながらまだこのマルーン・ベルを目前にした事がありません 。 出来れば今年こそは、と思っていましたがどうも諸般の事情で今年も実現出来ず来年に見送りと言う事になりそうです。

コロラドの比較的標高の高い所に有るスキー場の何個所かでは早くもスノーガンを使っての人口雪によるゲレンデ造りが始まりました。今年はこうしたスキー場のオープンが早まりそうです。
コロラドには台風は来ませんので、一年で最も快適な季節を迎えていますのでコロラドは高地で気圧が低く薄いですが、せいぜい深呼吸でもしてその新鮮な空気を精一杯体内に取り込みたいと思っています。
早くも晩秋へ向って一直線のコロラドからの近況です。



Colorado Convention Center − Left
コロラド・コンベンション・センター正面左半分:
正面入り口が在る建物の左半分です。 右半分との間が建物でのトンネルになっていて、路面電車と自動車路とが中を通っています。


ロッキー山脈雪景色:

8月27日(金)にはロッキー山脈では降雪が有って初冠雪を見たと前回のレポートで報告しましたが、その後は好天気が続いていたコロラドですが、9月20日(月)から雲が多くなり9月21日(火)には遂にデンバー地区ではかなりの冷たい降雨の一日となりました。
TVのニュースでは海抜8000フィート(2438m)以上のロッキー山脈の峯峰ではまとまった降雪となったとしており、ロッキー山脈国立公園の中を縦断している山岳観光道路であるTrail Ridge Road (その最高地点は海抜12183フィート/3713mと言う事で富士山の頂上近くの標高を車で走る観光道路 )では降雪が続いた事から道路が閉鎖されました。

たまたま日本からの訪問客3名の人達を車に乗せて前日の9月20日(月)に私の運転でこのTrail Ridge Roadを案内していましたが、山の中腹まで視界はかなり良く周囲の風景が眺められたものの、この山岳道路の最高点付近では霧が深く(多分雲の中)全く周囲の4000m級の峯峰の勇姿を観て頂く事が出来ずに大変残念でしたが、翌日の降雪で道路閉鎖になる寸前の前日に行っておいて大変良かったと思っています。
ちなみに、9月22日の朝の最低気温はデンバー地区でも華氏34度(摂氏1度)と今シーズン一番の冷え込みとなりました。

コロラド名物のアスペンツリーはロッキー山脈国立公園内には木の数が少なく、本格的な群生はロッキーの西山中にあるアスペンの町周辺へ行かないと見られませんが、(それでアスペンツリーと言うのかな?) それでも、中腹のところどころに群生しているアスペンツリーの葉が真黄色になって他の濃い緑の木々とコントラストを為しており大変見事な景観でした。

9月22日(水)の午後からは晴れてきて、9月23日以降はまた好天気に戻ったのですが、さすがに日中の気温も下がってきてデンバー地区では早くも晩秋の風情です。
私の住んでいるオローラの町から眺めるロッキー山脈の山々はその上半分は早くも今回の雪に覆われて景観を呈しています。

毎度ながら地元新聞にはロッキー山脈を横断している国道70号線沿いに在るGeorgeTownとSilverPlumeの町を結んでいる観光専門の狭軌道(日本JR在来線と同じ軌道幅)の蒸気機関車に牽引されている列車の当日の運行の様子の写真を載せており、真黄色になったアスペンツリーが雪を被った中を蒸気機関車が走り抜けているところを示しています。

かっての鉱山の資材運搬を目的として建設された急勾配を登る為に設けられたループ軌道などを取り込んだ路線で、この汽車はウィークデイには一日3往復、土日には一日5往復の運転が10月3日まで行なわれますが、現在のところその経営状況の悪化から来年の運行が可能かどうか決定されておらず、もしかすると今年が最後の運行となってしまう事が心配されています。



Colorado Convention Center − Light Rail Tunnel
コロラド・コンベンション・センターの中央部を通る路面電車:
コロラド・コンベンシヨン・センター1階中央部は自動車の通路上下2車線と路面電車の上下線とがその建物内部をトンネルで通過しており、建物内部には路面電車の停車駅が設けられます。


新装なったコンベンション・センターが12月6日にオープン:

1999年の11月2日の投票でデンバー市の選挙民が3億ドル強の予算をかけてその増改築を行なう事に決めたコロラドでの中心催事場であるコロラド・コンベンション・センターは当初2003年の6月にオープンの予定で工事が進行して来ましたが、だいぶ遅れていよいよ今回12月6日にオープンする事が確実となった、と伝えられています。

これは、一流の都市とデンバーが言われるには不可欠とされる全米規模の大会合や大展示会などが開催出来る今までのコンベンション・センターを規模とする事を悲願としてきたデンバー市にとって待ちに待った日がいよいよやって来る、と言う事になります。

改装成ったコロラド・コンベンシヨン・センターはその展示場床面積では従来の倍の拡張となります。他の大都市、例えばシカゴ・マコーミックプレイスやラスベガスのコンベンション・センター等の200万平方フィートに比べて58万4000平方フィートと依然小規模ではあるものの、デンバー市の中心に在り、州庁舎や市庁舎からも歩いて行ける距離であり、市内の各ホテルからも至近距離、といった他の都市では見られない便利さが売り物となる予定です。

現在、このコンベンション・センターの入り口正面の敷地には1100部屋と85000平方フィートの広さの会議場を有するホテルの建設が進行中であり、完成後にはHyatt Hotelが運営に当たる事になっています。 そしてホテルは2005年末には完成オープンの予定であり最大規模のイベントである2008年の共和党全国大会または民主党全国大会の誘致をデンバー市では目指しています。

このホテルの完成で催し物でも、その参加者の宿泊面でも十分な対応となり大きなイベントの誘致が可能となります。
また、今回の改造面でのフィーチャーとして、2つの異なる方向からのメインの入り口を有する事で、これによって会場を物理的に2つに区切って、2つの催し物を同時に混乱する事無く平行開催出来る、といったメリットも生ずるとしています。
既に開会最初の主力催事としてNBAプロバスケットボールのAll Star Jam Session の開催が来年2月に5日間にわたって開催される事が決定しており、一日約2万人の人々が全米から訪れる事が見込まれています。 更には、早くも来年だけで27の催事の開催が予約されています。

また、その展示場とともに拡張成った5000席の固定席を有する大オーデトリアムは会合だけでなく音楽の演奏会にも使用の希望が多く、早くも最初のバンドの演奏会がオープン直後の12月18日に開催予定となっています。

デンバー市当局ではこうしたショーの参加者一人当たりのデンバーでの消費は平均1586ドルであり、1万人規模のコンベンションでは総額約1590万ドルの経済効果がデンバー市へ生じ、来年既に予約されているものだけでもその総計は2億2050万ドルに達するものと見込んでいます。
今後コロラドでのこうした催し物が多く開催される様になれば日本からの皆さんのお出での機会も増えるのではないかと私も期待しています。



Colorado Convention Center Station
現在のコンベンション・センターの路面電車の駅:
現在の路面電車の駅はコンベンション・センターの前の道に有りますが、完成するとセンター内に移ります。 朝夕のラッシュ時にはこの様に3両編成ですが、日中の空いている時間は2両編成で運行されています。
現在こうした路面電車(Light Rail)のデンバー地区での拡大建設計画が提案され遠方ではボールダーの町まで建設しようとする事まで含めた案が今度の11月2日のElection Dayに4A議案として住民投票が行われる事になっています。


大統領候補の3名のコロラドでの揃い踏み:

次のアメリカ大統領を決める選挙11月2日(火)までの期日がいよいよ迫って来てブッシュ、ケリーの両陣営ともに白熱した終盤戦にかかって来ています。
そんな中にあって9月13日(月)にはブッシュ大統領が専用機のAir Force One で私の住んでいるオローラ市に在るBuckley 空軍基地へやって来ました。
今回のコロラドでのブッシュ大統領のスケジュールは翌14日(火)の8時45分の早朝からデンバーの南のGreenwood Villageに在るクアーズ円形劇場に集まった支持者達を前に演説を行ないました。

演説に先立って、かってのプロフットボールの名クオーターバックで地元チームのデンバー・ブロンコスを2回にわたって優勝に導いたJohn Elway が挨拶を行なって共和党の指示を表明し、ブッシュ大統領の紹介役を果たしました。
ブッシュ大統領の主目的は今回併せて行われる選挙のコロラドでの上院議員候補であるCoorsビール社の会長のPete Coors氏の応援演説にあったのですが、ブッシュ大統領と最近プロフットボールの殿堂入りを果たした地元で人気の有るJohn Elwayの二人の登場で陰が薄れた感じとなってしまいました。

コロラド州はもともと共和党の強い基盤の州ですので大変盛り上がりましたが、続いて9月17日(金)には対する民主党のJohn Kerry 大統領候補がデンバーへやって来て、民主党の上院議員候補であるKen Salazar 氏の応援演説を行ないました。 更に同じ日にはデンバーの北のボールダーの町へ、あまり認識されていませんが、もう一人のアメリカ大統領立候補者であるRalph Nader 氏がやって来て演説を行なっています。
と言う事で、9月13日の週はコロラドでは大統領候補者3名が来てそれぞれ演説を行なっており、デンバー、オローラ、ボールダーの各市警察はその警備におおわらわの一週間となりました。

特に、9月13日の夜はブッシュ大統領はデンバー空港の近くにあるマリオットホテルへ宿泊したのですが、ホテル周辺を市の除雪トラックやダンプカーで取り囲んで交通遮断を行い多数の警察官やシークレットサービスの警戒で対応していると言う事で、事前に知らされていなかった事から同ホテルや隣接する各ホテルの宿泊客にはとんだ一泊となっています。
また、各候補の移動にあたっては地元警察がそのパトロールカーを総出動させて交通遮断や警戒を行っていますので通常の交通にも渋滞が発生して緊張した一日となりました。

アメリカ大統領選挙の結果予測では各メデイアが世論調査結果を次々と発表しており、一時かなり優勢となっていたケリー候補がそのベトナム戦争での活動で人気が高かったのですが、その後退役軍人会のメンバーなどから「大した活躍はしていない」等と言うクレームが付いたりした事から人気が今一つ頭打ちとなっており、先の共和党大会で正式候補指名を受けて以来のブッシュ大統領の人気が再び回復してきている、と言った状況となっていますが、一体どうなりますか? アメリカ国内のみならず、日本を含む海外各国とも大変気になる11月2日の選挙結果です。



Colorado Convention Center Hotel
現在建設中のコンベンション・センター・ホテル:
2005年末のオープンを目指して建設中の1100部屋を有するホテルでコンベンション・センターの正面入り口の前に出来ます。 ホテル自体はデンバー市の所有ですが完成後はHyatt Hotel がその運営に当たる事となっています。


デンバー地区の公共交通の強化案への投票:

11月2日のElection Day にはアメリカ大統領の選挙人候補への投票と連邦議会の上院議員のコロラド州の代表を選出しますが、併せて州や地区の懸案事項の住民投票も同時に行われます。
議案名にはそれぞれ番号が付けられており、YES / NO での記入投票となっています。

その案件議案の一つとして注目されているものにデンバー地区の電車・バスの公共交通手段の強化に関するものがあり4A議案として取り上げられています。 人口の急増と経済発展に伴って悪化している朝夕のみならず日中でも生じている各道路のひどい交通混雑の解消策として現在デンバー地区の国道25号線及び225号線のレーン数拡張の工事と併せてLight Rail(市外電車の事)の新規延長工事が盛んに行なわれていますが、間もなく完成してもまた直ぐに一杯となってしまう事が予測されており、将来を見据えて電車やバスの路線の大幅拡張計画を住民に問うものです。

「11月2日には4A議案にYESと投票して下さい」といった推進派の広告が新聞広告に載ったりしています。

最近のAMTRAK鉄道の広告から:

日本では富士TVの富士通提供番組「世界の車窓から」で何回もその各路線の様子が紹介され馴染みが深くなっているアメリカ横断旅客鉄道「AMTRAK」の新聞広告が時々載ります。
何度かこのレポートで紹介している通り、アメリカでの鉄道輸送は遅くとも問題の少ない石炭などの貨物輸送が主体となってきてしまって旅客の長距離輸送を主体としたAMTRAKはその利用客の減少から採算が取れなくなってきており存続の危機を迎えています。

デンバーのユニオン・ステーション駅はかってはシカゴとサンノゼを結ぶ幹線California Zyferの中継主要駅として一日に往復合計60本の列車が行き来する賑わいでしたが、最近では上りと下りの一本ずつが停車するだけとなってしまっています。
「航空機に比べて格安料金でユッタリ展望車や食堂車、そして寝台車でのアメリカ再発見の旅を!」と訴えていますが現代ではそうしたユッタリ気分で旅行出来る人が非常に少なくなってしまった、と言う事のようです。

ちなみに片道料金はデンバーからサンフランシスコ迄が81ドル、シカゴ迄が80ドルなどとなっています。
ボストン・ニューヨーク・ワシントンを結ぶ路線やシアトル・ポートランド・サンフランシスコ・ロサンゼルスを結ぶ路線など大型投資が伴うものの日本の新幹線クラスの運行が出来るようになれば運賃は航空機と同じでも旅客は間違いなく鉄道へ戻ってくると思われますが、アメリカの鉄道旅客列車は一体どうなってしまうのだろうか? とAMTRAKの広告を見る度に心配されます.。



Large Wall Painting
コンベンション・センター前駐車場の大壁画:
コンベンション・センター前に在る空き地は現在広い有料駐車場となっていますが、完成すると十分なコンベンション・センターに附属する駐車場も完成しますので多分新しいビルが建設される事となります。 その駐車場の端には写真の様な大きな壁画が描れており「 GROW」(成長・発展)と現在のデンバー市の発展計画を訴えています。

デンバーへ世界で一番胴体の長い旅客機がやってくる:

ドイツのルフトハンザ航空では現在その長距離国際線には多くのボーイング747型機を使用して来ていますが、今年の12月からエアーバスA340- 600型機をデンバー・フランクフルト間に就航させると発表しています。

このA340-600型機はその胴体長が75.2mでボーイング747型機に比べて4.3m長く、現在の世界で商用機としている航空機の中では最も胴体が長い飛行機です。747型機の様に2階席は無く、客席数も747型機が390席(ファーストクラス16、ビジネスクラス64、エコノミークラス310)に対して345席(ビジネスクラス66、エコノミークラス279)と全体では少なくなっていますが、ファーストクラス席は設けず、代わりにビジネスクラス、エコノミークラスともにシートがデラックスとなってそれぞれの間隔も広くなっています。

また、エコノミークラスのトイレットは一段下の階に5個所が設けられており階段で降りて使用するようになっています。
更に全部の座席での高速インターネットの使用が30ドルの料金でデンバー・フランクフルト間の9時間から10時間の間無制限に可能となります。 そして、この航空機は12000フィート(3658m)の長さの滑走路を持つ空港であれば離着陸が可能であるとしています。

デンバー・フランクフルト間のルフトハンザの直行便は3年半前から開設されていますが、当初はエアーバスA340−300型を使用していましたが乗客の増加に対応して途中からボーイング747−400型に切り替えています。 そして、この路線では約84%の乗客率をこの2年間確保して来ました。
ルフトハンザ航空へは年内にこの新鋭機が合計10機が配送される事となっており、同社のボーイングからエアーバスへの切り替えが始まると言えます。

7月までのDIAでの1月からの乗降客数が新記録:

デンバー国際空港(Denver International Airport)の7月の乗降客数は423万人と前年同期に比べて13%の増加となり、今年1月からの総乗降客数は2495万人となって昨年の同期間と比較して16%の増加で、DIAは全米で5番目に乗降客数の多い空港ですが、1995年の空港開港以来の新記録を示しました。 このまま推移しますと今年は年間での新記録更新は間違い無さそうです。

ユナイテット航空のTEDを始めDIAへ乗り入れている各航空界社の格安料金合戦が航空機利用のお客の増加をもたらしたものと思われます。
ユナイテットと同様DIAをハブ空港としている格安運賃のフロンテイア航空では32%の増加を7月に示したとしており、DIAに乗り入れているデルタ航空、AirTran航空、アラスカ航空など共に15%以上の増加となっているとしています。
一方、安全を護る為の空港でのセキュリテイ・チェック・ポイントでは乗客の増加に合せて検査員の増加は行なっていない為により時間がかかるようになって長い列が生ずる様になっています。

他方、DIAで扱った航空貨物の方は扱い重量合計で7月は5690万ポンドと昨年に比べて10%低下しており、今年1月から7月までの総計では3億9930万ポンドと1.5%の低下となっています。
原油高騰の影響を受けて航空ジェット燃料の上昇から運賃値上げに踏み切る航空会社が続いていますが、各航空会社の競争の激しさが航空旅客の増加をもたらしていると言え、独占で競争の全く無いAMTRAKは消え入る運命と言う事で競争原理が確実に交通機関にも働いていると言えそうです。


早いものでこの「コロラド便り」も(その24)で早くも2年が経過しようとしています。
当初、山田さんからお誘いを受け、日頃の皆さんへのご無沙汰のお詫びにと思って私の住んでいるコロラド州の日本と少し異なった日常の環境に付いて記述して皆さんのご参考になればと思い毎月末の「杉の会」ホームページへの投稿をしてきました。 その間、郷さんからの挿入写真の提供を頂いたり、また、私の撮影した写真の修整を加えて頂いたりしながらどうにか2年目に達しようとしています。
その間ご愛読頂いた方々にはコロラド通になって頂く事が出来たでしょうか?

最近ではインターネットで日本に居てもコロラドの事は即座に詳細が分かる時代となっています。 今後もコロラドに住んでいなくては気が付かないユニークな視点を出来るだけ発揮するように心がけて皆さんへお届けしようと思っています。
今後もよろしくお付き合いの程をお願い申し上げます。

[以上]

 
 
Copyrighted to: Mike Hagiwara
Photographs copyrighted (2004 Mike Hagiwara)
 
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