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コロラド便り(その58)
2007年8月1日(水)
萩原 正喜/コロラド

たしか今年は7月30日が「土用の丑の日」だったと思いますが、夏真っ盛りですが皆さん元気にご活躍の事と思います。
コロラドでは例年問題となる夏の水不足ですが、今年の夏はこの冬の期間にロッキー山脈での降雪量が例年に無く多かったことから、山中の貯水池が何れも満水で、更に5月、6月にはデンバー地区では殆ど雨が降らなかったのですが、特にロッキー山中への降雨も多かったことから水不足の心配は無さそうです。

そんな中、暫らく忘れかけていた「西ナイルウイルス」の感染患者数がコロラドで7人が記録された、と言う事で、「在留邦人の皆様へ」という注意E-Mailがデンバーのダウンタウンに在る日本総領事館から送られてきています。 西隣のユタ州で2人、北隣のワイオミング州で7人の感染者が確認されていると言う事を伝えています。
日本では殆ど聞かない病気ですが、蚊がウイルスを媒介するもので今のところかかると治療法が無いと言うことですので大変です。 しかしながら蚊に刺されても発生する人は少数ですが、中には脳へ感染して西ナイル脳炎を引き起こすとほぼ死に至るというものです。
特に年寄りや体力の弱っている人に注意が必要としています。 私もそろそろ年寄りの範疇に入ってきていますので蚊に刺されないように気を付けようと思っています。

アメリカでは1999年に始めてニューヨーク州で多くの感染者が発見され、死亡者も出た事から注目されるようになりましたが、今までの感染記録から注意期間は7月の初めから8月の第2週までの間での感染に注意としています。
コロラドの各地では観光シーズン真っ盛りで州内の各地でいろいろな多くの催しが開かれていますが、
蚊に刺されないように注意してこの夏を楽しみたいと思います。

地上波HDTV放送の室内受信アンテナ:

アメリカでは2009年の地上波TV放送の完全デジタル移行が設定されていますが、これに対応してTV受信セットをデジタル対応にしないと地上波TV放送が全く見られなくなるわけですが、新しいデジタルTVセットの購入が出来ない人達の為に現在安価なコンバーターボックスの開発要請が連邦議会から出されています。
併せて、従来のVHF帯とUHF帯の両方を使って放送していた地上波放送は全てUHF帯域へ移行する事になっています。
すなわち、地上波TV放送受信の為に今まで使用していたアンテナでは長いエレメント部分が不要となり短いエレメントのUHF帯域用の部分のみが必要となる事になります。
最近のSears店のカタログブックから見つけたHDTV対応の屋内アンテナと称するもので、RCAブランドの商品が有ります。

従来のラビットイアーアンテナがそのウサギの耳部分が不要となりより小型で増幅器を内蔵しているハイゲインのアンテナとなっています。
価格は39.99ドル売りであまり大きな負担を感じる額ではありません。 試しに1セット買ってきてその性能の程を調べてみたいと思っています。
先のレポートで全米では約2000万世帯がこうした室内アンテナで地上波TV放送を観ている、と言った内容を報告しましたが、デジタル全面移行を目指してこうした屋内アンテナだけでなく屋外用のアンテナもUHFだけのものに変ると言う事に注目したいと思います。
特に小型のデジタルTVセットでは屋内アンテナを内蔵したモデルなども現われるのではないか、と言う気がします。

アメリカ議会が要請しているコンバーターボックスとこうしたハイゲインUHF室内アンテナのコンビネーシヨンシステムが考えられても良いかもしれません。
アメリカでの地上波TV放送が全面デジタル移行の「D−Day」は2009年2月18日です。

地表のオゾンの増加は危険:

フロンガスによる大気中のオゾン層破壊が一時大問題となってその地表への紫外線照射の保護能力がオゾン層の減少により低下する事が指摘されて冷蔵庫やエアコンに使用されているフロンガスの代替化等の対策がとられてきましたが、最近では高空ではなく地表に存在するオゾンの量が多くなると人体の呼吸器系に悪影響を与え喘息や呼吸困難を引き起こす原因となる事が報告されています。
また、地表のオゾンは人間の呼吸器系に悪い作用をするだけでなく植物の光合成炭酸同化作用の低下を招き地表の植物による炭酸ガスの吸収を妨げるため温室効果ガスとしての炭酸ガスの増加を招くとしています。
地表のオゾンは主として自動車の排気ガスや工業排出ガスに含まれる窒素酸化物によって発生しますが、特にデンバー地区は西をロッキー山脈に塞がれており、東はフラットなプレーリー地帯となっている事から風が無い日が数日間続くとその標高が高いこととコロラド州の南西部に高気圧が止まってデンバー地区に高温で無風の日を継続させます。

その様な気象条件の日が続くとデンバー地区では地表にオゾン及びオゾン形成物質が停滞して空気中のオゾン量の増加を生じます。
最近デンバー市街地区に於ける今年3月からの地表オゾンのレベルを記録したものが公表されて、EPA(アメリカ環境保護局)では現在の80ppb( Parts Per Billion)のレベルを越すと警戒警報をTVなどを通じて発するようになっていると伝えています。
そのデータによるとデンバー地区では今年6月下旬や7月に入ってから好天日が続いており毎日その最高気温が華氏100度(摂氏38度)を越すか? と言った日が継続していますので無風状態となると地表のオゾンの急激な上昇を示しています。

EPAではこの様な状態に対応する為にその警戒レベルを70から75ppbに下げる事にしようと提案していますが、来年の9月までにその為の最終報告が出来るよう検討を進めています。
現在デンバー地区では、「Air Quality Level」と言う項目でTVや新聞での天気予報の一項目として毎日報告しています。
今回の警報発令レベルの引き下げで特に夏の季節には警報が多発する様になるかもしれませんが、警報が発せられたら外にでないで出来るだけ室内で過ごす様にと言っています。

アメリカから外国への2006年の輸出ハイテク製品比率でコロラドが4位:

American Electronics Associationの最近の報告によると、アメリカの各州からの2006年の総輸出額に占めるハイテク製品の比率ではコロラド州が全米で第4位となっています。
2006年のコロラド州からのハイテク製品の総輸出額は43億ドルとなり、その55%を占めていますが、国別輸出先では、カナダ向けがトップで9.36億ドル、次いで台湾へが6.33億ドル、3位がメキシコ3.99億ドル、中国が4位2.93億ドル、5位が日本で2.53億ドルとなっています。
製品の内訳で見てみますと、
* コンピューター及びその周辺機器が16億ドル
* 半導体製品が13億ドル
* 産業用電子機器が7億ドル
* 通信関係機器が3億ドル
* 医療用電子機器が2億ドル
などとなっています。
ハイテク製品の輸出金額では全米州別ではコロラドは11位となっており、1位はカリフォルニア州の518億ドルとなっています。

アメリカ全体では一昨年に比べて10%上昇して2200億ドルをハイテク製品が占めていますが、一方、ハイテク製品の輸入額では3220億ドルで1020億ドルの輸入超過となっています。
そして、その輸入の国別順位では中国、メキシコ、日本、マレーシアの順となっています。
特にTVセットなどを含む家電AV商品の輸入がこれらの多くを占めている様です。

Fort Collins の町とHP社の関係:

パソコンやプリンター、そして計測機器や電子医療機器などで日本でも良く知られているHP社はもともとHewlettさんとPackardさんの二人によって設立された会社でアメリカ企業の中でも一流企業としてのシンボル的存在となっています。
コロラドでは特にHP社の関係が深く、ColoradoSpringsの町、デンバー地区のLittletonの町、そしてハイウエイ25号線を北上したLovelandの町、更にはその北に隣接しているFortCollinsの町へそれぞれ事業所をもって活動しています。

もともとHP社の創業者の片方のDave Packardさんはコロラド州の南の町Puebloの出身でその高校を卒業してから東海岸の名門プリンストン大学へ進学して卒業しています。
Hewlettさんと共にHewlett Packard社を起して本社をカリフォルニアのPaloAltoに設ける時に「アメリカの地図を広げて主要空港から車で1時間以内に在る町をマーキングし、またその町から車で30分以内に技術学科を持つ大学が在る町にマーキングをしました。 そうすることで将来HP社の事業所をアメリカの何処に設けるかの検討をしました。」と言っています。
1960年にコロラドのLovelandの町にHP社の製造部門を開設しましたが、続いてColoradoSpringsに1962年に、そしてLittletonの町へ1964年に、と次々に事業所を開設しています。
そしてFortCollinsの事業所は後になって1978年に開設されたのですが、その南に接している町Lovelandの事業所が拡大分離したものです。

昔からFortCollinsに在るコロラド州立大学(Colorado State University)とあいまってコロラド州の北部地区での主要な技術センターの役割を果たしています。
特にLSIメーカーのインテル社やAMDそしてLSI Logic 社などがその各事業所をFortCollinsの町に開いて一種のテクノロジー・コミュニテイを形成しています。
現在ではHP社のFortCollins事業所はデスクトップパソコン、ノートブックパソコン、プリンターなどの拠点として活動しており、総勢3182名の従業員を擁してFortCollinsの町では2番目の規模となっています。 また、コロラド州立大学の方は各教授を始め総従業員6948名で運営しており町で一番の規模のキャンパスを構成しています。

この様に現在ではHP社とフォートコリンズの町、そしてコロラド州立大学はコロラドの重要な地位と関係を持って発展しています。

デンバー空港の5月の利用客数が新記録:

先月のレポートで4月の新記録を報告したばかりですが、5月のデンバー空港の利用客の集計結果が報告されて、デンバー空港が開港してから12年が経過していますが、5月としては今までの最高利用客数を記録して昨年5月の新記録418万人を2.9%越える430万人を記録したとしています。
これで今年1月からの累計では4.4%の上昇となっていますので今年12月までの合計利用客数は年間を通じて新記録を更新するペースとなっています。
DIAの離発着便数の方は5月の昨年同月比で1.5%増便していますが、乗り入れている各航空会社ではこれからも更に増便を計画しています。

しかしながら、2006年が2005年に比べて9%の上昇であったのに比べてその上昇率は低下して来ています。
連邦運輸局の発表では、4月度でDIAは全米で5番目の空港となっていますが、1月から4月の累計では全米で4位の忙しい空港となっています。

ユナイテット航空7年ぶりの大幅黒字:

昨年2月初にChapter 11 (会社更生法)適用から脱出したユナイテット航空社はその後5四半期を経過していますが、最近その2007年第2四半期の決算結果を発表し、2.74億ドルという同社7年ぶりの黒字額を達成したとしています。
同社のその過去5四半期の各損益の結果を見てみますと、一時航空各社間の格安航空運賃の競争が激しくなってユナイテット苦戦かと思われましたが、利用客の増加とコスト力確保の努力が実って今回の大幅黒字成績となっています。
また、アメリカの主要航空6社の今年の第2四半期の決算状況を見てみますと、首位のアメリカン航空を始めとして各社好成績を上げていますので、アメリカ航空業界の状況が全体的に好転してきていると言えそうです。

デンバー空港へ乗り入れている航空会社間ではユナイテット、サウスウエスト、フロンテイア、そしてJet Blueの4社が激しい顧客獲得競争を展開して来ていますが、ユナイテット、サウスウエストそしてJetBlueの各社は今回好成績を残していますが、フロンテイア航空は昨年の第3四半期以降赤字決算となっていて、売り上げ金額では3.448億ドルと昨年同四半期の3.048億ドルを上回って今回も好転してきてはいるものの3四半期連続の赤字を計上しています。
今回の赤字の主な理由として、ターボプロップ機による短距離便サービスのLynx Aviation社を先に買収しその機体客室の改装や編成等で大きく費用を必要としたこと、そして4月及び5月の売り上げ実績が計画通り伸びなかった事を挙げています。
しかしながら、6月では大きく回復傾向にあり通常同社の最も好成績を上げる期は7月から9月にかけてなので、この調子で行けば今年第3四半期では好業績に転じる事が出来そうだとしています。
ちなみに同社の第2四半期に於けるLoad Factor(占席率)は81.9%と昨年同期に比べて13%上昇しています。

この様に航空各社は航空燃料の高騰という事をサーチャージとして航空運賃に別途追加を行っていることもあって全体的に厳しい環境ながら好業績を上げており、乗客数の増加も手伝って今後好結果が継続出来そうだという見通しとなっています。

ユナイテット航空の国際線客室の設備一新:

ユナイテット航空では国際線ビジネスクラスの乗客の満足度を増す為にその客室設備の一新を計ると発表しています。
この機内改造作業はユナイテットの国際線に使用している航空機97機が対象となりますが、今年から始めて2009年末までにはその全機体の作業が完了する計画です。
一新される設備の内容としては、
座席がフラットになるまで倒れてベッドになる。
通路側の人がそのフラットベッドで寝ていても窓側の人の出入りが容易となる。
個別に付いているフラットTV画面のスクリーンサイズがこれまでの3倍の15.4インチとなる。
合計150時間以上のTVプログラム及び音楽番組が視聴出来てノイズキャンセル型のヘッドフォ ンが装備される。
TVプログラムの音声は14ヶ国語の聴取選択が可能となる。
パソコンや携帯機器への充電ポートが装備される。
自分のi Podを接続して楽しめるポートを備える。
読書灯がLEDタイプとなる。
と言うようなことで、一方国際線のエコノミークラスの客室の方は、
トイレを新しい型のものに入れ替える。
室内装飾や床のジュータンを新しくする。
機内映画のシステムをデジタルタイプとしてより良い画質で観られる様にする。
と言った内容で競合する他の航空会社との差を付けようという計画となっています。

元気印のアップル社好決算:

発売2日にして合計27万台のi Phoneを売り上げたとして元気印のアップル社ですが、今年4月から6月の四半期の業績発表があって売上げ金額54.1億ドルで昨年同期の43.7億ドルを大幅に伸ばしたとしています。
利益の方は昨年同四半期が4.72億ドルであったのに対し72%上昇となる8.18億ドルを記録しました。
特に4月から6月の四半期では新サービスのi Phoneの発売の他にMac パソコンの売り上げが好調で四半期毎のMacの売り上げとしても新記録となっています。
親会社がその所有株式を売却する事でその交渉の紆余曲折で話題となっている会社にも起死回生のi Podが非常に欲しいところです。

オローラ市の今年上半期の犯罪発生率は減少:

オローラ市警察の最近の発表によると、オローラ市内での今年上半期における暴力犯罪及び盗難などの犯罪件数は昨年同期に比べて大幅に低下しているとしています。
殺人事件では、今年に入ってから既に8件が発生していますが、昨年同期では10件でした。 また、暴力犯罪件数では昨年同期で511件であったのが今年は472件の発生となっています。
また、自動車の盗難事件では1020件であったのが861件と減少しています。
そして、ギャングによると認定される殺人事件は8件の内の2件となっています。一方、暴力犯罪件数の472件の内45件はギャングが介入している事件と分析されています。

犯罪発生地区別に見ると、昨年年間を通してオローラ市警察の担当地区でデンバー市に隣接しているセクターA地区で全体の690件が記録されており全体の37%に当たる発生率となっています。
オローラ市警察のDistrict 1 の国道ハイウエイ225号線より西側のColfax通りを挟む両側がセクターA地区ですが、総住民数は52000人でそのヒスパニック人口比率が大幅に増加している地域であり、殺人や性的暴力犯罪、窃盗、麻薬取引き、売春などの犯罪が頻発している地域となっています。
オローラ市警察ではこの地区を特別警戒地区と認定して警察官のパトロール頻度を増やしたり、犯罪発生時の迅速な対応が出来るよう手配する事となっています。

現在、District 1では、緊急電話の911の連絡を受けてから3分以内にパトロールカーが現場に到着して対応で出来るとしており、住民や商店主などを対象とした教育を含む犯罪撲滅運動を展開していますが徐々にこれらの対策の効果が数字となって表われ始めています。
ちなみに我が家はこのオローラ市警の担当地区District 1 のちょうど中心に在りますが、幸いセクターA地区からは少し離れていますのでやや安心と言う事ですが、近年近所にも徐々にメキシコ系の住民が増えてきていますのでいささか気になっています。

アメリカの法で定める最低賃金額がアップ:

国の法律で定められている最低労働賃金はこれまで一時間当たり5.15ドルでしたが、今回その法律が改正されて70セント上昇して5.85ドルとなり実施される事になりました。
一方、コロラド州の定める最低労働賃金は先行して今年1月からすでに施行されており、1時間当たり6.85ドルと今回の連邦議会の決定より1ドルも高い金額となっています。
労働者は雇用契約を結ぶ時に国の定める金額を取るか州の金額にするかを選択しますが、こうした最低労働賃金額の改定は連邦議会では主としてその時のインフレ率の変化に対応していますが、州議会ではその州の労働市場状況に依って決められるようになっています。

アメリカ労働省の統計では、アメリカ全体では2006年に時給5.15ドル以下で働いている人達の数は約170万人とされていますが、コロラド州での最低賃金は今回の国の定める金額を既に上回っていますので今回の改定による影響は全く無いと見られています。
今後のコロラド州でのインフレ率の変化予測から予想する金額改定スケジュールは、Bell Policy Researchの試算によると、次のようになっています。

現在 6.85ドル
2008年 7.09ドル
2009年 7.33ドル
2010年 7.57ドル
2011年 7.81ドル
2012年 8.07ドル

となっていますので、この調子では毎年州議会での金額改定審議が行われることとなりそうです。
この最低賃金額の改定は労働市場の底辺を支える人達の保護が本来の目的ですが、金額上昇は不法移民の低賃金での不法雇用の増加を招く事と直結していますのでアメリカ政府ではまず不法移民の雇用規制する法律を定めて、現在の不法移民労働者やその雇用者の摘発を行っておいてから金額改定を行う、といった事情となっています。


今夏の真っ盛り、コロラドでも大変暑い毎日が続いていますが「杉の会」の皆さん元気にお過ごしでしょうか?
コロラドでは日本の夏と異なり湿度が低いので比較的快適に過ごせますが、通常30%から40%の相対湿度で、時折雨が降ると80%位となりますが、又直ぐに下がります。 また、夜には気温がぐっと下がりますので寝苦しいと言う事無く助かっています。
しかしながら、標高が高い為でしょうか大変陽射しが強く夏の快晴の日の外での活動は日焼けに注意しないと皮膚癌のもとになるとされています。
「Weather is News in Colorado」と言って大変変わり易いコロラドの天候ですが、毎日のTVや新聞での天気予報は大変正確で、ここ連日今日の最高気温は華氏100度を越すかどうか?と言った事が注目で
華氏で言われますのでピンと来ないのですが、華氏100度(摂氏38度)と言われると水が沸騰するのでは?といった感覚になり大変暑そう、と言った思いをするこの頃です。
その外には「Air Quality Data」と言って空気のクリーン度を示す指標も伝えられます。 夏の暑い日に無風となるとデンバー地区の地表にはいわゆるスモッグが停滞し易くデンバー空港からデンバーの街の方を眺めると薄い茶褐色をした空気が溜まっているのが良く分かります。
そうした意味からも自動車の排気ガス規制は住民の健康維持に直結している重要項目で、州や市の使用している自動車のハイブリッド化や郵便配達で使用される自動車の燃料電池化などが熱心に準備されています。

そんな中、先日5月にオープンして新設成ったコロラドでの初めての本格的なサッカー競技場Dick's Sporting Goods ParkでアメリカMLS(Major League Succer)のオールスターとスコットランドのクラブチーム のセルテックとの試合が行われて大勢の観客を集めました。
セルテックと言えば昨シーズン大活躍した日本の中村俊輔選手もプレーするものと思っていましたが、東南アジア3カ国共催のアジアカップの日本代表と言う事で日程がかち相ってしまいコロラドでの彼のプレーを観る事が出来ず残念でした。
また、今度ロサンゼルス・ギャラキシーへ移籍したベッカム選手が表れて足首を負傷しているのでプレーには参加せず観戦しただけでしたが、これからアメリカでプレーすると言う事で観客の注目を集めています。
結局、試合はアメリカ・オールスターチームがセルテックを2対0で下しましたが、今までサッカーはアメリカでは注目をあまり浴びないスポーツでしたが今後サッカーが盛んになるにつれてスポーツ大国のアメリカですから、そのレベルが急速に上がるものと思いました。

いよいよ夏本番の8月ですが、今週私の娘を連れて行き付けの日本食のレストラン「園田」で「うな重」を食べました。 日本のようにその場で割いて焼いてうな重にしてくれるのではなく、予め加工されたうなぎの蒲焼きを冷凍で輸入しているものが使われていますが、久し振りに「土用の丑の日」の感触を味わいました。 ―― ― 中国からの輸入品でないことを祈りつつ―― ―
暑さ真っ盛りの季節ですが皆さんこの暑さに負けずに元気にお過ごし下さい。


 
 
 
 
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